池袋のサンシャイン水族館へ行ってきました O(≧▽≦)O

さすが夏休みだけあって、子供連れ家族やカポーの皆様などで大変な混みようでした。
しかしアレですな、水族館の歩き方が分かっていらっしゃらない方が多いようですな。要領を踏まえず、右往左往している家族連れが多く見られました。
えー、そこで不肖たくろふが、水族館を歩くためのコツをアドバイスいたします。
(1)前売券を買っておく
だいたい夏休みの水族館なんて混むもんです。だいたい混みます。しかし、館内が混むのは如何ともし難いとしても、事前の準備で混雑をやり過ごすことができます。
だいたい、いちばん最初に混雑するのは入館券を買うためのチケット販売窓口なんです。そこで長蛇の列に並ぶと、入る前に疲れます。
だから、あらかじめ前売りの入場券を買っておきます。最近ではインターネットでもコンビニでも、どこでも前売券が簡単に買えます。その入場前売券を買って、窓口の混雑をスルーするのであります。さもないと
こんな羽目になります。
(2)イベント時刻表を事前にチェックする
水族館の歩き方は、イベント時刻表がすべてを左右します。水族館では、ただ漫然と水槽を見て歩くのではなく、アシカのショーとか、シャチやイルカのアクロバットとか、餌やりイベントとか、ペンギンの行進とか、様々なイベントが時間帯に分かれて場所ごとに行なわれています。
なので、まずそのイベントの時間と場所をチェックしておきます。
インターネットで当日の時間割は手に入ります。
インターネットで当日の時間割は手に入ります。

こーゆーの。
(3)動くパターンを時間ごとに決めておく。
イベント時刻表が手に入ったら、Webサイトから館内地図をダウンロードして、時間ごとにどこに移動するのか、行程表を組みます。ワレワレ水族館の専門家が言うところの動線を引くというやつです。
様々なイベントを取捨選択して、複数回行なわれるイベントでは見る回を限定して、何時にどこに動くのか、地図にバンバン書き込んでいきます。常設展示の水槽というものは、イベントの隙間に休憩がてら見るものであります。
ここまでが準備です。家を出るまでにここまでは最低限やっておくべきところであります。
他にも、夏は水分補給が必要ですので、休憩がとれるところの場所確認、自販機の場所、食事のできる所などもチェックしておきましょう。
で、サンシャイン水族館ですが。
来るたびに凄いなぁと思うんですよね、この水族館。僕が子供の頃からあるからもう数十年経ってると思うんですが、そんな年月、設備が維持できるのが凄い。
だいたい水族館ってのは海の近くにあります。館内の水槽を維持するためには大量の海水が必要だからです。しかし、サンシャイン水族館ってのは都心の真ん中にあって、海からかなり遠いところに立地しています。僕の知る限り、世界の水族館の中でもこんな所に位置している水族館は他にありません。
だから当然、使用する海水はどこかの海から運搬していることになります。その費用を考えると、維持費だけでも相当な金額がかかるんですよね。陳列する生物を厳選して、飼育のノウハウをきっちり立てないと、こんな場所に水族館なんて存続できるはずがないんです。
また、ビルの10〜11階にある水族館ってのがまた凄い。
ちょっと考えれば分かるんですが、水族館ってのは重いんです。大量の水を貯蔵しますから。建物的に、かなり強固に設計しなければ、底が抜けます。
サンシャイン国際水族館の場合、どのくらいの水が貯蔵されているか。
僕は今回、水槽を見て回って、水槽の数を数え、それぞれにどのくらいの水が貯蔵されているのかを見積もってみました。表に出ている展示用水槽だけでなく、裏手には待機水槽や設備用水槽などもあるでしょうから、実際の水量は展示で見られる水槽の1.5倍から2倍くらいはあるでしょう。それらをもとにフェルミ推定してみると、サンシャイン水族館の総水量はだいたい1000tくらいあると思います。
しかも、サンシャイン水族館の下は、ワールドインポートマートという、普通の商社のオフィスがいっぱい入ってる場所なんですよ。
オフィスの真上に1000tの水ですよ。常識じゃ考えられないでしょう。怖くないんですかね。
まぁ、火事にでもなったら水は大量にありそうですけど。
だからサンシャイン水族館は、そういう構造に耐えられるように建築が設計されています。水槽を見て回るとき、水槽の中の魚さんたちを見て回るうちは素人です。
ワタクシのような水族館マニアとしましては、水族館の建築的側面、耐重量構造を注視して回るのであります。水槽に熱中している子供達を尻目に、壁やら柱やらを熱心に見て回るのであります。
ちょうど夏休みでもありますし、今年も充実した水族館ライフを送りたいと思う所存であります。
でも嫁さんがそれぞれの季節につき一館だけだって