僕の務めている大学では、今年から違う校舎がオープンしまして。


いままでの旧キャンパスから歩いて15分くらいのところに、新しい校舎ビルが建ちました。
それまでの新校舎の建物の老朽化が進み、耐震基準を下回ってしまったそうです。耐震基準を満たさないと入試で使えないので、新校舎設立の運びとなったわけです。

と簡単に言いましても、それまでひとつのキャンパス内で授業をしていたのが、ふたつの建物に分断されてしまうわけです。同じキャンパス内に新しく建ったわけではなく、途中に公道をてくてく歩いて15分のところに別校舎ですから、学生さんは移動が大変です。教師はもっと大変です。

それに関連し、今年から様々な措置が取られました。いままで休み時間は10分だったのが15分に延長されたり、講師室の出勤簿が両方でチェックできるようになったり、まぁなにかと大変です。
学生さんの側も大変で、駐輪場の使用許可がなかなか下りない、ともっぱらの不評です。そりゃ、そこまで建物が離れていたら自転車で移動したくなりますな。しかし新校舎は街中にあるため駐輪場がなく、自転車での移動は御法度ということになっています。

教える側も教室移動が大変でして。
大学の授業では、年度末に使用教材等の条件から次年度の使用教室の希望アンケートが取られるんですが、当然僕としましては研究室がある旧キャンパス内の教室を希望で出しました。
だって移動が面倒なんだもん。

研究室で学生さんが集って時間割を作っておったのですが。
やっぱり教室がどっちの建物なのかは時間割作成のときに大きな条件になるらしく、みんな移動が最小で済むように苦慮しておりました。



「あー、どうしても一時間ごとに移動しないとダメだー」

大変だね。まだ若いんだから歩け歩け。

「先生の授業は新校舎じゃないんですか?」

うん、全部こっちの校舎になった。ゼミもこっちでやるよ。

「わたし、ゼミの前の時間に新校舎のほうで授業なんですよねー」

ダッシュで戻ってきなさい。

「先生、ゼミのとき先生が新校舎のほうに来てくれませんか?



控えおろう。そこへ直れ。