学生さんたちが夏休みを前に研究室に集ってくれましてね。
今回は卒業生がふたり、ひさしぶりに研究室に遊びに来たこともありまして、賑やかなパーティーの様相を呈していました。
なぜか酒が常備してある研究室でお馴染みのたくろふ研究室としましては、学生さんたちが久しぶりに集ってわいわい騒いでおりました。
今回、研究室に久しぶりに戻って来た卒業生はふたりとも、後輩の学生さんたちに殊の外慕われている先輩たちでして。
彼らが遊びにくるよ、とメールを廻しましたら、みんな楽しみにその日を待っておりました。飲み会の計画を立てたら、みんなこぞって参加です。
「◯◯◯さんが来るんだったらぜひ馳せ参じます」という後輩たちばかりでした。
彼らが後輩たちから慕われているのは、おそらく彼ら自身が後輩をとっても大事にしているからだろう。
後輩になにを相談されても嫌な顔ひとつせず親身になって相談にのってあげるし、後輩が壁にあたっていたら自分の経験を伝えてあげることを厭わない。
人を大事にするひとは、人に大事にされるものだろう。
そして何よりも、彼らが後輩に慕われるのは、尊敬されているからだと思う。
今回遊びにきた卒業生はふたりとも卒業後に大学院進学を決めているが、その目標のために猛烈な努力をしていた。後輩たちはその姿を、研究室で間近に見ている。
言葉で教え諭しているうちは、人の上に立つ者として2流だろう。本当に後進に範を示すためには、まず身を以て目標を達成する姿を見せる必要がある。後輩は、先輩の後ろ姿を見て育つものだ。
成功も失敗も、挫折も苦労も、すべてひっくるめて、その人の生きる姿勢をつくりあげている。
一心不乱に何かに取り組み、そのために全精力を注ぎ込む迫力は、後輩に伝えて余りあるメッセージがあるだろう。そういう範を示せる学生が、「いい先輩」なのだと思う。
僕は彼らが大学院合格を決めたときにも嬉しかったが、それよりも、今回彼らが研究室に遊びに来た時に、後輩たちが喜んで集ってくれたことのほうが嬉しかった。
彼らは自分の生き方に真摯に立ち向かうことによって、後輩たちの人望と尊敬と信頼を勝ち取った。そこまでの人間力を備えるまでに成長してくれた。「◯◯◯さんが研究室に来る」ということを、後輩たちが楽しみにする、そういう人に育ってくれたことが、僕にとっては嬉しかった。
後輩たちは、決して単なる同窓会の義務のために集ったのではあるまい。
人間関係というものは、ひとにとって何よりの財産だと思う。それはお金では買えないし、それだけを得ようと思ってもうまく手に入らない。
離れれば消えてしまうような薄い人間関係ではなく、距離や時間が離れていても揺るがない人間関係を築ける人は、強い。自分の人生にしっかり立ち向かっている人だと思う。
学生がそういう人に育ってくれると、僕としても「教師をやっててよかったなぁ」と感じる。
ちなみにその日、集った学生のなかに体育会系の野郎共が4人(柔道、水泳、剣道、柔道)いたんですが、そいつらと僕で腕相撲の勝負をして右腕一本で4連勝。
鍛え直して来い。
今回は卒業生がふたり、ひさしぶりに研究室に遊びに来たこともありまして、賑やかなパーティーの様相を呈していました。
なぜか酒が常備してある研究室でお馴染みのたくろふ研究室としましては、学生さんたちが久しぶりに集ってわいわい騒いでおりました。
今回、研究室に久しぶりに戻って来た卒業生はふたりとも、後輩の学生さんたちに殊の外慕われている先輩たちでして。
彼らが遊びにくるよ、とメールを廻しましたら、みんな楽しみにその日を待っておりました。飲み会の計画を立てたら、みんなこぞって参加です。
「◯◯◯さんが来るんだったらぜひ馳せ参じます」という後輩たちばかりでした。
彼らが後輩たちから慕われているのは、おそらく彼ら自身が後輩をとっても大事にしているからだろう。
後輩になにを相談されても嫌な顔ひとつせず親身になって相談にのってあげるし、後輩が壁にあたっていたら自分の経験を伝えてあげることを厭わない。
人を大事にするひとは、人に大事にされるものだろう。
そして何よりも、彼らが後輩に慕われるのは、尊敬されているからだと思う。
今回遊びにきた卒業生はふたりとも卒業後に大学院進学を決めているが、その目標のために猛烈な努力をしていた。後輩たちはその姿を、研究室で間近に見ている。
言葉で教え諭しているうちは、人の上に立つ者として2流だろう。本当に後進に範を示すためには、まず身を以て目標を達成する姿を見せる必要がある。後輩は、先輩の後ろ姿を見て育つものだ。
成功も失敗も、挫折も苦労も、すべてひっくるめて、その人の生きる姿勢をつくりあげている。
一心不乱に何かに取り組み、そのために全精力を注ぎ込む迫力は、後輩に伝えて余りあるメッセージがあるだろう。そういう範を示せる学生が、「いい先輩」なのだと思う。
僕は彼らが大学院合格を決めたときにも嬉しかったが、それよりも、今回彼らが研究室に遊びに来た時に、後輩たちが喜んで集ってくれたことのほうが嬉しかった。
彼らは自分の生き方に真摯に立ち向かうことによって、後輩たちの人望と尊敬と信頼を勝ち取った。そこまでの人間力を備えるまでに成長してくれた。「◯◯◯さんが研究室に来る」ということを、後輩たちが楽しみにする、そういう人に育ってくれたことが、僕にとっては嬉しかった。
後輩たちは、決して単なる同窓会の義務のために集ったのではあるまい。
人間関係というものは、ひとにとって何よりの財産だと思う。それはお金では買えないし、それだけを得ようと思ってもうまく手に入らない。
離れれば消えてしまうような薄い人間関係ではなく、距離や時間が離れていても揺るがない人間関係を築ける人は、強い。自分の人生にしっかり立ち向かっている人だと思う。
学生がそういう人に育ってくれると、僕としても「教師をやっててよかったなぁ」と感じる。
ちなみにその日、集った学生のなかに体育会系の野郎共が4人(柔道、水泳、剣道、柔道)いたんですが、そいつらと僕で腕相撲の勝負をして右腕一本で4連勝。
鍛え直して来い。
ちなみにワタクシはベンチプレスMAXが120Kgです。