「はじめてのおつかい」は日本の伝統文化だった
僕は子供が安心しておつかいに行ける街のほうがいいです。
こんな物騒な世の中で、「はじめてのおつかい」をさせるのって、現実問題として、親にとってはすごく不安があるもの。それでもなお番組を存続させていく苦労はどんなことなのか。プロデューサーの岩間玄さんに聞いてみた。
「子どもをめぐる犯罪が増え、まちのあり方や子どもを取り囲む環境なども変わってきてますので、何百倍も気を遣う部分はありますよ」 かつてはシンプルに「おつかいにだしてみよう」というドキュメントだったが、今はまち、交通環境、家庭によってなど、多種多様な状況を考える必要性があると言う。
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実は、この「おつかい」というのは、日本独特の伝統文化なのだとか。 「アメリカなどでは、『お金を持たせて店に行かせるなんて信じられない!』というそうです。親の手伝いは、『労働』であって、『おつかい=いつかさせなきゃいけない教育の一環』というのは、日本ならではの考えらしいですよ」
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今のヘビーな世の中で、はじめてのおつかいをムリと思う親が多いのも、「当然だと思う」と岩間さんは言う。 「そのうえで、『このまちなら、この人付き合いの中でなら大丈夫』というところもまだまだ日本にはたくさんある。『まだ日本も捨てたもんじゃない』と思える部分を伝えていく記録番組でありたいと思っています」

