ネットの使い方、それでいいの?
(「まいにち」さま)


なにげなくネットで見かけたバナー広告の言葉です。

「動物園や本屋に行かなくてもゾウが見れるんです」

ネットでサーチすれば手軽に色んな画像が見れるんだよといった主旨の広告だったのですが なにやら私はこの言葉がとてもイヤでした。

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ネットで配信される生き物の生態を幾百見たとて
それはあくまでも誰かが配信した決まった情報でしかありません。
そうではなく自分の五感をフルに使って
自分でモノを考えることこそを大切にしたいのです。

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ネットはあくまでもツールだと私は考えます。
それが全てであってはならないと思います。

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ありとあらゆる多角的な面から物事を感じ
それを具体的な情報としてネットで知りそれらを繋げ蓄積していくこと。
体感した事柄とネットで得た知識を繋ぐシナプスが必要なのではないかと。
どちらがメインになっても足りないのです。
それらを総合して自分の中で繋げて情報として蓄積していかねば
単なるぶつ切りのインプットだけでは情報が離散するだけです。
考えて繋げて自分なりの言葉でアウトプットできるようになってはじめて
それら全ての情報はひとつにまとまり知識となり糧になるのではないでしょうか。



いまの小学校は「生活科」なる科目があるそうですが、あの教科で何が達成できるのでしょうね。

「情報化社会」という謎の言葉があります。それに乗り遅れることの恐怖を煽る手合もいるようです。しかし、大事なのは「情報化社会」なるものに対応しようと必死こいてパソコンや携帯をいじることではなく、一体「情報化社会」と云われているものとは何のことなのか、それは自分にとって必要なものなのか、必要な場合はどうやって使いこなせばいいのか、を自分なりに自分の中で位置づけることだと思います。

知識というのはお金と同じようなものだと思います。蓄えればいいってもんじゃありません。その使い方にこそ、その人の本質が表れると思います。



確かに便利なものですが、「便利」とは道具に使う言葉です。