
ベルギーの高級チョコレートメーカー、「ゴディバ」。
お好きな方も多いでしょう。
なんせベルギー王室御用達というぐらいだから、そんじょそこらの100円板チョコとは味わいが違うとか(←たくろふはロッテのクランキーチョコが好きなのでよく分からんが)。ちなみにアメリカでは「ゴダイヴァ」と発音する。僕がアメリカでよく行くショッピングモールにもGodivaの店が入ってるので、たまに一番小さいサイズのチョコレートを買い食いする。
さて、気品に溢れるこのゴディバのチョコレート。
まことに不遜ながら、僕は「ゴディバ」と聞くと、つい全裸の女性を連想してしまう。
ゴディバはベルギーのメーカーだが、Godivaの名は11世紀イギリスのコベントリー領主婦人、Lady Godivaに由来する。
コベントリー領主のレオフリック公は強欲で、領民に重税を課し税金を搾り取っていた。その夫人ゴダイバは若くて非常に美しく、とても慈悲深かった。領民が苦しむのを見るに見かねて、夫に税金の引き下げを懇願した。
レオフリック公は笑いながら「ではお前が全裸で町を一周したら税金を下げてやろう」と言った。まさか夫人が公衆の面前ですっ裸になるとは思わなかったのだろう。
ところがゴダイバ夫人は「私が全裸になって領民が助かるのなら」と、全裸になって町をひとめぐりする決意をした。領民はそれに感謝し、家の戸や窓を締め切り、夫人の裸を見ないように申し合わせた。夫人は全裸で馬の背にまたがり、ひとけのない閉ざされた町をポクポクとひとめぐりしたという。
ところが、町の中には「美しい領主夫人の全裸をぜひとも見てみたい」と考える不埒者がいてもおかしくない。トムという男がこっそりと領主夫人のヌードを覗き見した。それがバレて、トムは領民から袋だたきにあい、目を潰された。これが語源となり、現在、英語では「覗き魔」のことを「ピーピング・トム」という。
このエピソードは有名なので、知ってる人はけっこう多いと思う。しかし、現在に残るのはトムの名前だけではなく、全裸のゴダイバ夫人がチョコレートの名前になって現在に伝えられていることは、あまり知られていないのではないか。
だって若くて美しい女性の全裸でしょう。
そりゃ見てみたいと思いまs<殴
それが馬にのって町中をひとまわりするんでしょう。
そりゃ興奮すると思いm <蹴
バレンタインデーに限らず、女の子からチョコレートを贈られるというのはいいもんですね。そんなときGodivaのチョコレートを贈られたら、その語源を思い出して、贈ってくれた女の子に投射して(*´Д`)ハァハァするといいと思います。

