週末なので飲む。
先輩とパブに飲みに行った。まあ飲みにいったっていうか玉を突きにいったっていうか。

日本っていくらくらいだっけ。ショバ代は1時間1000円くらいだっけか。
アメリカのパブでビリヤード台がおいてあるところは、だいたいひとゲーム1ドル。クォーター(25セント硬貨)を台に4枚入れると、ガコンという音がして球が出てくる。ゲームが進んでポケットに入れた球は次にお金を入れるときまで出てこないが、なぜかスクラッチした手球だけはちゃんと出てくる。どういうしくみになってるんだろう。手球って的球よりもちょっと小さいのか。

ナインボールだと簡単に勝負がついて面白くないのでエイトボール。プレイヤーのひとりは1から7までの球、もうひとりは9から15までの球を落とす。自分の球をすべて落としたら8番を狙える。最終的に8番を落とした方の勝ち。ただし、自分の的球をすべて落とす前に間違って8番を落としてしまったら、その時点で負けになる。

日本では9-15をハイボール、1-7をローボールと読んでた気がするが、英語ではそれぞれをストライプ、ソリッドと呼ぶ。8ボールのコツは、ゲームの緒盤からポケット狙いに走らないこと。最初のうちは、自分の的球をコーナー近くに集めることに集中する。全部の的球をコーナーに集めておけば、相手が勢いで自分の的球を落としてくれることもあるし、ゲーム終盤に怒濤の連続攻撃で一気にケリをつけられる。台のど真ん中や辺の真ん中あたりに残る球が一番やっかい。

カウンターでビールを1パイントもらう。いつもパブではチップを出し忘れちゃう。
最初の1ゲームだけ50セントずつ出し、あとは負けた方が出す。まぁ勝ったり負けたり。だいたいイーブンだったかな。僕は的球からポケットまでの距離がある足の長いショットが苦手だなぁ。引き球や巻き込みはだいぶうまくなったんだけど。

周りの台を見て気づいたんだけど、アメリカのゴツい体格してる兄ちゃんども、だいたいビリヤードはヘタ。手球を突くのをよくミスってる。「カチッ」とか情けない音がよく聞こえる。ホントにうまい人は突いたときの音が違う。

パブを出ると結構寒い。昼は暑くてうだるくらいなのにまだ夜になると長袖が必要な寒さ。まだ夏になりきってないんだな。