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<title>たくろふのつぶやき</title>
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<description>肉まんおいしい。
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<title>天皇陛下心臓手術執刀医・天野篤医師の意外な経歴</title>
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<description>天皇陛下　心臓冠動脈バイパス手術　執刀した順大・天野医師   執刀の中心となった順天堂大の天野篤医師（５６）は、心臓を動かしたまま迂回（うかい）用の血管をつなぐオフポンプ術式の冠動脈バイパス手術の第一人者だ。東大の医師団から請われる形で、天皇陛下の手術に参加...</description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-23T00:21:07+09:00</dc:date>
<dc:subject>Education</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: center;"><img class="pict" src="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/b/b/bb93ae39.jpg" border="0" alt="日大医師" hspace="5" width="147" height="222" /><br /><br /></p><a href="http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120219-00000062-san-soci" target="_blank">天皇陛下　心臓冠動脈バイパス手術　執刀した順大・天野医師 </a><br /><br /><br /> <blockquote><span style="color: #000000;"> 執刀の中心となった順天堂大の天野篤医師（５６）は、心臓を動かしたまま迂回（うかい）用の血管をつなぐオフポンプ術式の冠動脈バイパス手術の第一人者だ。<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">東大の医師団から請われる形で、天皇陛下の手術に参加した</span></strong>。各病院を渡り歩いて&ldquo;武者修行&rdquo;を重ね、評価を得てきた異色の経歴の持ち主といえる。   　<br /><br />手術後の記者会見では、「今、成功と言うのは尚早。治療は続く。陛下が日常のご公務を取り戻すのが成功といってもよい時期」と慎重な姿勢を示した。  　<br /><br />平成３年に新東京病院（千葉県松戸市）で天野氏を指導した順天堂大客員教授の須磨久善医師（６１）は「天野君は誰よりも向上心が強かった。手術を重ねるうちにみるみる上達した。スポンジが水を吸うようだった」と話す。  　<br /><br />同病院のほか、バイパス手術の受け入れが多い亀田総合病院（千葉県鴨川市）などで経験を積み、１４年に順天堂大の教授に就任。１８～２２年の間に約３０００件の手術を手がけ、世界最高水準の医師が集まる米国胸部外科学会の正会員になった。  　<br /><br />医師仲間の評価は「情熱があり、粘り強い男」。<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">３年浪人して日大医学部に入った</span></strong>。高校時代に父親が心臓弁膜症の手術を受けたのが、心臓外科医を志すきっかけだったという。  　<br /><br />同じ心臓外科医で２０年以上の親交がある南淵（なぶち）明宏・大崎病院東京ハートセンター長（５３）は「石橋をたたいても渡らないぐらい慎重なタイプ」と指摘する。東大病院の手術室で、患者は天皇陛下。普段とは大きく違う環境だが、南淵さんには手術前に「アウェーでやることには慣れています」とメールを送った。心臓医療を身近なものにしようと、テレビの医療番組にも積極的に出演。心臓外科医を主人公にした映画「チーム・バチスタの栄光」やテレビドラマで医療シーンの指導も行った。 </span></blockquote> <br /><br /><br /> こういう人は、大学入試で3年浪人したくらいのことは、挫折のうちには入っていないんだろうな。  <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">宮内庁も東大病院も人を見る目があると見える</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<title>中国・四川省</title>
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<description>郵便はちゃんと届くんだろうか   </description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-22T00:11:27+09:00</dc:date>
<dc:subject>Side Road</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;"><a title="四川省" href="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/e/8/e8652c78.jpg" target="_blank"><img class="pict" src="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/e/8/e8652c78-s.jpg" border="0" alt="四川省" hspace="5" width="500" height="475" /></a></div><div style="text-align: center;"></div><div style="text-align: center;"><br /><br /><br /></div><div style="text-align: center;">郵便はちゃんと届くんだろうか</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1747012.html">
<title>省略語</title>
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<description>「ディスる」という言葉があるらしい。    なんでもdisrespectの略で、「軽蔑」「無礼」に相当する。 相手に対して攻撃的な言動をとったり、非難の言葉を露骨に表明することを「ディスる」と言うらしい。 この言葉の語源を調べると、ちょこちょことHip-Hopという分野の音楽の...</description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-21T23:58:48+09:00</dc:date>
<dc:subject>Linguistics</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[「ディスる」という言葉があるらしい。   <br /><br /><br /> なんでもdisrespectの略で、「軽蔑」「無礼」に相当する。<br /> 相手に対して攻撃的な言動をとったり、非難の言葉を露骨に表明することを「ディスる」と言うらしい。<br /> この言葉の語源を調べると、ちょこちょことHip-Hopという分野の音楽の話が出てくる。どうやら、嫌いな相手を攻撃したり、貶めたりすることで話を膨らます音楽性があるのだそうだ。  <br /><br /> 別にどの音楽がどういう哲学を持っていようが勝手だが、こういう、他人を貶めることを基本原理とする表現形態が、世間一般に広く理解を得られるとは思えない。長く触れていると、心が濁ると思う。正論、暴論に関係なく、人は他人を攻撃するような調子を長く浴びていると、人相が悪くなる。友達の悪口ばかり言っている人と、常に人を褒め尊敬している人と、どちらが付き合いやすいだろうか。  <br /><br /> むやみやたらに人を攻撃したり、言葉が汚なかったりする人の共通点は、自分に自信がないことだ。自信がないから、自立できない。自分で自分を支えることができないから、他人にエネルギーをぶつけることで自分を保とうとする。そういう人に限って、非難し攻撃する対象から反撃を浴びると、簡単に潰れる。まことに見苦しい。<br /><br /> 「ディスる」という言葉の背景にある価値観もさることながら、この造語、言葉としてもいかがなものかと思う。<br /> disrespectの「dis」は、prefix（接頭辞）と呼ばれる、生産性の高い接辞だ。もとの単語に否定の意味をつける時に広く使われる。日本語で言うところの「非」「未」「不」「反」などに相当するだろう。<br /> appear(出現する)に対するdisappear (消える)が一番簡単な例だが、それ以外にもdisagree (反対意見)、disappoint (失望)、disapprove (不賛成)、disbelief (不信)、disadvantage (不利)など、いろいろある。  <br /><br /> で、略語にするときに、語根を省略し接頭辞だけを残していいものなのか。<br /> 「dis」がつく単語はdisrespectだけではないのだから、どのdis-なのか分からない。他のdis-系の単語を略する必要が請じた時に困るのではあるまいか。造語のセンスとして、非常にお粗末だ。<br /> Los Angelsを略すときに、定冠詞の「Los」だけを取って「ロス」と呼ぶのと、同じ程度の恥ずかしさだ。そういう人はLas Vegasを称しても「ラス」と言うのだろうか。 <br /><br /> まぁ、「ディスる」に相当する行為が頻繁に飛び交うような低俗な環境に身を置く人達の言語感覚など、その程度、ということだろう。<br /> そういう人達は、自分の心と魂を汚す行為を繰り返し、自分達の言語感覚を錆び付かせ、他人の反応を気にしながら、自分の世界の中だけで生きていけばいいと思う。  <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">やってて楽しいのかな。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<title>英作文の勉強方法</title>
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<description>The moonlight was so bright that we didn't need a flashlight.「月明かりがとても美しい。懐中電灯を使うのは野暮というものだ」    単純な英訳和訳としては誤訳だろうが、しょうがない、この文の出典となる小説の場面では、こう訳すしかない場面なのだ。 状況から切り...</description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-19T02:27:49+09:00</dc:date>
<dc:subject>Education</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[The moonlight was so bright that we didn't need a flashlight.<br />「月明かりがとても美しい。懐中電灯を使うのは野暮というものだ」 &nbsp;&nbsp;<br /><br /><br /> 単純な英訳和訳としては誤訳だろうが、しょうがない、この文の出典となる小説の場面では、こう訳すしかない場面なのだ。<br /> 状況から切り離した文がいかに命を失うか、という例で、僕がよく使う例文だ。 <br /><br /><br /> 閑話休題。今回の話は「<a href="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1355225.html" target="_blank">月が綺麗ですね</a>」と言われて赤面しないような女の子は<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">女子力が全然足りない</span></strong>、という話ではなく。<br />上の英文に出て来た、所謂「so-that構文」、ちゃんと読めたでしょうか。  <br /><br /> so-that構文。英語構文の横綱級の大物表現だろう。<br /> 誰もが学校で必ず習っている、定番中の定番。この表現が問われる定期テストを誰もが経験しているだろう。<br /> 構文としては簡単だ。so A that B の形で、「すげぇAだから、B」と訳す。僕はものぐさで暗記が嫌いだから、この構文の意味を「A&rarr;B」と覚えている。Aには形容詞や副詞、Bには文が入る。<br /> <br /> 論理接続の文章のなかではどちらかというと感性に属する表現ではないので、英語の論文や専門書に出てくる構文ではない。どちらかというと、日常表現や小説などの、やわらかい文体に使われる表現ではなかろうか。書き言葉で、会話ではあまり使われない。<br /> 僕がこの表現を最も目にするのは、Reader's Digestのコラム記事だ。日常的な小さなトピックに関するあるあるネタのような記事を読んでいるときに、よく出てくる。  <br /><br /> 初級文法，かつ簡単な割に、この表現、ちゃんと使える学生が少ない。<br /> 英文読解の読書会のときに、この表現が出てくると、例外なく学生の訳が止まる。すらすら読んでいた英文が「うっ」と一旦止まる。<br /> 英語読解力に自信のない学生は、端的に言うと語彙力に自信がない。だから、訳の分からない難単語にビクビクしながら英語を読む。そういう単語ばかりにビビり過ぎているから、soなどという「ザコっぽい」単語を飛ばして読んでしまう。かくして構文が取れず、誤訳する。<br /> 規範的な構文の形で使われたら読める学生も、倒置や省略などでちょっとひねられると、手も足も出ない。応用技に対処できないのは、基礎が身についていないからだ。  <br /><br /><br /> 中学の頃から何回も教わっている構文なのに、なぜ学生はこの表現を読み解くのが下手なのか。<br /> 何度も何度も習っているのに、どうして一向に身についていないのか。<br /><br /><br /> 話は全然変わるが、僕の研究室の卒業生の中に、ひとり破天荒なのがいた。<br /> 大学1年の頃から海外研修や留学で外国を渡り歩き、僕のインターンのトレーニングも受けた。4年生になってからも、廻りの同期がみんな就職学生をしているのを知らん顔して、奨学金つきの留学プログラムに選抜され、アメリカに1年間行ってしまった。帰国してからは、高倍率の難関で知られる教員採用試験に楽勝で合格。来年春からの赴任が決まっている。  <br /><br /> 英語はもちろん相当できる学生だったが、勉強ばかりしている頭の固い奴ではなく、剣道でも剛の者として知られている。大学4年間を体育会の剣道部で通し、対抗戦では選手として活躍していた。<br /> ふつうの大学生2, 3人分の充実っぷりだろう。  <br /><br /> その学生と研究室で飲んだ時、剣道の強さのコツとして、面白い話を聞いたことがある。  <br /><br /><br /> <blockquote><span style="color: #000000;"> 「なんて言うんですかね、分かるんですよ、相手が何を打ってくるのか。面なのか胴なのか小手なのか突きなのか、打ってくる前に分かるんですよね。だいたいそういう奴は、最初に立ち会ったときに『勝てる』って分かります。見切れるわけですから。<br /> で、どうして見切れるかというと、まぁ経験ってことになるんでしょうけど、その経験にもちゃんと形があると思うんですよ。だいたい『こういう時、俺だったらこうするだろうな』という手を打ってくる奴は、だいたい見切れます。<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">自分ができる技は、見切れるんですよ</span></strong>。だからきれいに一本とられる時っていうのは、自分がまだ身につけていない型か、自分にはできない技を使ってくる奴ですね」  <br /><br /> 「よく武道って『いろんな技をいいかげんに覚えるよりも、ひとつの技を究極まで練り上げろ』って言うじゃないですか。あれ、半分本当で、半分間違ってると思うんです。俺、いまでも新しい型の攻め方を覚えるために練習しますけど、それって攻撃のためだけじゃないんです。攻める時のバリエーションはもちろん増えますけど、相手がその型で攻めてきたときに見切れるようになるんです。<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">自分でその型を練習すると、分かるんですよね、その型の出しどころが。</span></strong>だから試合で負けた後は、ビデオ見て、一本取られたときの相手の型を覚えて練習しますよ」  <br /><br /> 「よく『経験値』っていう言葉がありますけれど、同じ型を丹念に練り上げるような練習は、『熟練度』は上がるけど、『経験値』は増えない、と思うんです。<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">経験っていうのは要するに『いままで自分になかったものをどれだけ取り入れて来たか』ってことじゃないですか</span></strong>。同じことばかりやってるんだったら、そんなの経験でも何でもないですよ。攻めの練習をやってるときに、攻めのことしか考えてない奴は、たいした事ない奴だと思いますね」 </span></blockquote> <br /><br /><br /> こういう考え方ができる奴だからこそ、いろんなプログラムの倍率をものともせず突破し、軽々と道を拓くことができるのだろう。自分の目線だけで物事を考えるのではなく、相手側の視点で自分を冷静に見る「客観力」が備わっている。そりゃ教員採用試験だって独学で受かるわけだ。<br /> なるほどねぇ、と僕が感心していたら、<span style="color: #0000ff;">「いや、そういう物の考え方は、たくろふ先生に教わったんですよ」</span>と苦笑していた。 <br /><br /><br /> 「自分が使える技は、見切れる」というあたり、剣道に限らず、どんなことでも同じことではあるまいか。<br /> 英文読解で学生がso～that構文を見抜けないのは、<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">学生がその構文を使えないから</span></strong>だと思う。英作文でその構文を自然に使って英文を書ける学生は、ほとんどいない。会話で使える学生となると全滅だろう。<br /> 自分で使えないから、その構文の「使いどころ」が分からない。構文のもつ「空気」が読めない。だから自分の知らない型に翻弄され、きれいに一本を取られて負ける。  <br /><br /> 「英文読解」と「英作文」を、違う能力だと思っている学生が多い。しかし実際のところ、そのふたつの能力は車の両輪のようなもので、どちらか一方しか鍛えていないと、歪んだ英語能力になる。<br /> 特に英語が書けない学生が多い。英作文ができない学生の共通点は明らかだ。まず、英語を読んでいない。英語に触れている絶対量が足りない。<br /> 仮に英文読解に時間をかけている学生がいても、大抵、「読解のための読解」をやっている。覚えた単語、表現、構文を、<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">「使ってみよう」</span></strong>という意識がない。「英作文難民」の学生のほとんどは、読解と作文を頭の中で切り離し、別々の能力を身につけようとしているのだ。「今日は読解の勉強をしよう」「いまは英作文の勉強をしている」と、どちらか一方にしか意識が働いていない。攻めの練習をしているときに、攻めのことしか考えていない。 <br /><br /> 英文読解で新たな表現を覚えたら、それを使って実際に英文を書いてみればいいのだ。そのために書く英文はなんでもいい。英語を書くチャンスがあれば、何でも利用すればいい。読解の問題集の答えの和訳を見ながら逆に英訳し直したっていいし、英語で日記をつけてもいい。よく「英作文ができるようになるには、日記をつければいいんですか」と訊いてくる学生がいるが、<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">知るかそんなこと</span></strong>。少なくとも、僕は英語で日記をつけたことなんて無い。書きたい英文、使ってみたい表現があるんだったら、日記でもBlogでもなんでも使えばいいだろう。しかし「最初に日記ありき」というのは、順序が違う。手段であって、目的ではない。  <br /><br /> 英会話の基本は「話してみたい」という欲求だ。英文読解の基本は「読んでみたい」という欲求だ。だったら英作文の基本が「<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">書いてみたい</span></strong>」という欲求であることは、誰だって分かるだろう。知ってる英語を使ってみたい。覚えた構文を使ってみたい。そういう根源的な「欲求」の裏付けがなく、義務感だけで英作文を勉強して、できるようになるわけがない。「英作文のテキストか何かを使って、機械的に翻訳し、添削してもらいさえすれば、いつか英語が書けるようになる」と思い込んでいる、人頼りの「優等生」が多過ぎる。僕が一番嫌いな類いの学生だ。そういう学生の英作文は、「書きたい」「書けるようになりたい」というギラついた意欲がない。悲壮な義務感だけが溢れてる。だから添削していて面白くない。うんざりする。  <br /><br /> 英作文の訓練のために割く時間の大部分は、英文を読んで覚えた表現を、実際に使ってみるチャレンジに充てるべきなのだ。英作文のテキストなどというものは、そういう努力の積み重ねを土台として、埋まっていない穴を体系的にふさぐ、落ち穂拾い的な段階になってから使うものだ。意欲満々ではあるが歪なままの能力の、形をきれいに刈り込む「仕上げ」に使うものだ。だから、英作文のテキストを読んで新しい知識を仕入れているようでは、努力量が絶対的に足りない。普段、英語を書くチャレンジを続けている中でいつも感じる「ああ、いつもここ分からないんだよな」「この表現、いつも書くときに迷うんだよな」という経験に対し、「あるある」の感覚で足りないものを埋めていく。それが英作文のテキストの使い方だ。   <br /><br /> 僕のゼミナールでは、その「英語を実際に書いてみる」ためのチャレンジの場として、「論文執筆」というチャンスを与えている。英語の論文を読め。卒論を英語で書け。そのふたつの課題が、「攻撃」と「防御」が完全一体となった、同じ種類の努力としてひとつになっている学生が、どれほどいるだろうか。何人かの学生が英語で期末論文を書いてきたが、替わり映えのしない英語に終始している。どうせ、和英辞典を使って組み立てパズルのような作文をしているのだろう。せっかくたくさんの論文を読むチャンスを与えたのに、そこから書き方も、表現も、語彙も、何も盗んでいない。1年前のその学生が書く英文と比べて、何も進化してない。   <br /><br /><br />僕は、ゼミの学生に「英文の読解力を上げるにはどうすればいいんですか」「英作文ができるようになるためにはどうすればいいんですか」と訊かれるたびに、「<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">論文を、読んで書いてみな</span></strong>」とだけ答えている。条件は揃えてあげている。環境も整えてある。課題も出した。あとは、学生自身がそのチャンスを活かすかどうかだろう。<br /> 「もうちょっとちゃんと丁寧に説明してくれないと分からないですよー」などと泣き言を言う学生は、どうせちゃんと説明してあげても、やらない。何よりも、僕にそんな質問をしてくることなく、自分で考え、自力でその方法を編み出して、きちんと結果を出している卒業生が、実際にいる。   <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">覚えるためだけの勉強ほど、つまらないものはないと思うのだが。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1746410.html">
<title>らいおんハート</title>
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<description>川畑要 (CHEMISTRY) 佐藤篤志 (EXILE)   こういう曲だったんだ   </description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-18T20:31:47+09:00</dc:date>
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<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;"><iframe src="http://www.youtube.com/embed/-I0D-IQnqyw" width="420" height="315" frameborder="0"></iframe></div><div style="text-align: center;"></div><div style="text-align: center;"></div><br />川畑要 (CHEMISTRY)<br /> 佐藤篤志 (EXILE)   <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">こういう曲だったんだ</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<title>結婚に必要な価値観</title>
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<description>よい嫁との良縁に恵まれることは、男子一生の本懐だと思います。    嫁大好きでおなじみのたくろふですが、よく学生から「結婚相手ってどういう基準で選ぶものですか」という質問を受けます。 大学も3, 4年くらいになると、そろそろ恋愛のための恋愛から、一生を通すパートナ...</description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-17T02:25:18+09:00</dc:date>
<dc:subject>Philosophy</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[よい嫁との良縁に恵まれることは、男子一生の本懐だと思います。   <br /><br /><br /> 嫁大好きでおなじみのたくろふですが、よく学生から「結婚相手ってどういう基準で選ぶものですか」という質問を受けます。<br /> 大学も3, 4年くらいになると、そろそろ恋愛のための恋愛から、一生を通すパートナーとしての異性付き合いを意識するものですかね。  <br /><br /> 人の好みや生き方はそれぞれだから、何を基準にするかは、それこそ人それぞれ異なるだろう。<br /> 僕の場合，よりどりみどりのたくさんの選択肢の中から人生を選べるほど、贅沢な人生を送ってはいない。卒業後、大学院に進学し、挙げ句の果てにアメリカに国外逃亡。かなり狭い一本道だ。<br /> 大学を卒業してすぐ普通に就職し、人生の足場を固める、いわゆる大多数の大人とは、かなり生き方が異なる。  <br /><br /> だから僕が結婚相手として求める条件といえば、「そんな自分の生き方を容認してくれる人」しか無かった。こちらからあれこれ条件をつけられるほど贅沢を言える立場ではない。今の嫁と知り合った頃、すでに嫁は就職して働いており、ちゃんと収入があった。そんな社会人が、収入もない、将来もない、ましてや地球の反対側での遠距離になる僕を選んでくれた時点で、もう他に望むことなど何もござらん。ありがたやありがたや。<br /> かくして僕は今でも愛妻家で通っている。  <br /><br /> 付き合っているうちに次第に分かってきたことだが、嫁と僕とは基本的なところで価値観が沿っている。<br /> 恋愛の段階での「価値観」というのはいろいろある。好きな映画だったり好きなレストランだったり、一緒に遊びにいって楽しい場所だったり、いわゆるデート的な好みが、若い世代の言う「価値観」だろう。<br /> しかし結婚生活においてそういう価値観は、どうでもいいとまでは言わないが、本質ではない。結婚はデートではないのだ。毎日映画を一緒に見るわけではないし、毎日お出かけをするわけではない。そういう非日常的な部分での価値観は、むしろ違っていたほうが面白い。いままでの自分になかった世界を知ることができて、人生の楽しみ方の幅が広がる。  <br /><br /><br /> 結婚生活における価値観とは、一言で言うと、「お金の使い方」だと思う。  <br /><br /><br /> 結婚すると、どうしても経済的な面から目を背けることはできない。愛の理想論で乗り切れるほど、結婚生活は甘くない。よく「愛か、お金か」と二者択一で議論する学生がいるが、分かっていない。そんなもの、<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">両方大切に決まってる</span></strong>。<br /> そういう議論は概ね「お金を持っている男と、自分を愛してくれる男と、どっちの男をとるか」という議論であることが多い。つまり価値観の選択ではなく、人の選択に議論がすり替わっている。個人的には、そんな浮わついたことを言っているうちは、結婚など当分無理だと思う。  <br /><br /> 僕は昔から、長く学生をしていることもあって、収入のかなりの部分を本代に費やしていた。個人的な価値観だが、自分の研究に必要な本を図書館で借りて間にあわせるようなせこいやり方は、主義ではない。自分にとって本当に必要なものは、身銭を切って身近に置いておく。<br /> 収入があれば、その中からまず本代を確保する。その残りのお金でなんとか生活をやりくりする生活が身についていた。  <br /><br /> それは僕の育ち方に多いに影響を受けているだろう。僕は子供の頃から、「この本が読みたいのに、お金がないから読めない」という思いをしたことが一度もない。親はそれほどたくさんのお小遣いをくれていたわけではないが、小遣いとは別に、本代は惜しみなく出してくれた。親に出してもらうお金で買う本とあらば、くだらないマンガなどを買うわけにはいかない。本を見る目を養い、金を払う価値のある本を選んで買った。限られたお金で少しでも多くの本を買うために、神田神保町古書店街での本の買い方など、小学生の頃にすでに身につけていた。小学校高学年から中学生にかけての期間は、それこそ貪るように本を読んでいた。この頃に積み上げた読書体験は、本職の研究活動からたくつぶの文章に至るまで、現在の僕の知的活動の大きな礎になっている。  <br /><br /> 中学、高校、大学と、多くの女の子と知り合ったが、僕よりも読書量の多い女の子に会ったのは、いまの嫁が初めてだった。本の話をして、その内容まで突っ込んで話ができる女の子は、あまりいない。一緒にお出かけするときに大型書店に行って、2, 3時間を普通に過ごせる人は、それほど多くはあるまい。<br /> 本にかけるお金に対する認識もまた然り。「ある程度の本代がかかるのは仕方ない」という理解のある嫁さんでなければ、研究者などやっていけない。  <br /><br /> 今では、量に換算すると僕の読書量はあまり多くない。職業柄、論文や専門書を読むことが多いので、じっくり時間をかけて読み耽ることが多い。しかし嫁は今でもせっせといろんな本を読んでいる。夕食後の夜の時間など、つまらないテレビなどつけていないで、黙々と本を読んでいる。  <br /><br />僕は大学の学期中に論文や専門書ばかり読んでいるので、理性と論理的思考ばかりが肥大し、感性が硬直していくのが分かる。その「錆び落とし」のために、夏休みや春休みなどの長期休暇になると、いつもは読めない小説などを読む。僕は今の小説はどういうのが出ているのかさっぱり分からないので、嫁の本を借りて読むことになる。僕のこれまでの読書生活において、「人が選んで買った本を読む」など、結婚するまではあり得ないことだった。 <br /><br /> 嫁のほうでも僕の嗜好を分かっているので、「これ、たぶんあなた好きだと思うよ」などと、お薦めを選んでくれる。そういう本は確かに面白い。僕は結婚してから、こと小説に関しては読む作者がかなり変わってきた。嫁さんと知り合わなければ読むこともなかっただろう、という本が、たくさんある。  <br /><br /> 僕は本が好きなので本代は生活費の一部だが、そう思わない人もいるだろう。要は何でもいい、自分達が生活のなかで何にお金を使うか、という、その一点で意見が一致していれば、結婚生活はおおむね大丈夫だと思う。「ギャンブルをする男は駄目だ」「ブランド好きな女は駄目だ」という言い方も、要するに「お金に対する価値観の違い」のことを言っているだけだろう。根本にあるのは、「なんであんなものにお金を使うのか理解できない」ということだと思う。夫婦揃ってギャンブルに精を出したり、夫婦揃ってブランド物も買い漁ったりする分には、何の問題もないのだろう。  <br /><br /> だから学生に「結婚にいちばん大切なものって何ですか？」と聞かれたら、最初と最後だけを切り取って「お金」と答えることにしている。それ以外のことまで説明しないのは、そこまで訊かれていないからだ。質問が悪い。<br /> それを早とちりして「お金持ちと結婚すれば幸せになる」と解釈する学生は、人を見る目がない。僕のどこをどう見れば、お金持ちに見えるのだろうか。    <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">研究室のおやつも嫁さんが家計費から出してくれてるんですよ。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1745931.html">
<title>世界に比類なき日本のイラスト力（年齢別）</title>
<link>http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1745931.html</link>
<description>最後！最後！   </description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-17T00:03:32+09:00</dc:date>
<dc:subject>Art</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<div style="text-align: center;"><img class="pict" src="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/4/7/477b82f8.jpg" border="0" alt="8sai" hspace="5" width="443" height="440" /></div><div style="text-align: center;"><br /><br /><br /></div><div style="text-align: center;"><img class="pict" src="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/3/5/35d6d4f2.jpg" border="0" alt="13sai" hspace="5" width="443" height="437" /></div><div style="text-align: center;"><br /><br /><br /></div><div style="text-align: center;"><img class="pict" src="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/0/3/03291fd6.jpg" border="0" alt="17sai" hspace="5" width="482" height="439" /></div><br /><br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">最後！最後！</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1745852.html">
<title>中学校武道必修化</title>
<link>http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1745852.html</link>
<description>武道必修化　柔道は延期すべきだ (2012年2月12日　毎日新聞社説) 武道の必修化　「安全」に不安残る柔道の指導 (2012年2月5日　読売新聞社説)   平成24年度4月から、中学1, 2年の体育で武道が必修になる。 原則として柔道、剣道、相撲が対象。毎日社説によると、設備面や道具...</description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-16T01:07:27+09:00</dc:date>
<dc:subject>Education</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<a href="http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/archive/news/20120212ddm004070003000c.html" target="_blank">武道必修化　柔道は延期すべきだ</a><br /> (2012年2月12日　毎日新聞社説)<br /> <a href="http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20120204-OYT1T00789.htm" target="_blank">武道の必修化　「安全」に不安残る柔道の指導</a><br /> (2012年2月5日　読売新聞社説)  <br /><br /><br /><br /> 平成24年度4月から、中学1, 2年の体育で武道が必修になる。<br /> 原則として柔道、剣道、相撲が対象。毎日社説によると、設備面や道具にかかる費用を考えると、6割ほどの学校が柔道を選択すると見られている。 <br /><br /> これに対し、上掲の毎日、読売両社説は批判的だ。その論点は、安全面の確保に対する疑念にある。体育の先生全員が武道の経験があるわけではない。各地の教育委員会では今回の必修化を受けて泥縄式に指導者講習会を開いているが、その実体は、わずか数日間に講習で初段(黒帯)を認定するというお粗末なものだ。  <br /><br /> 時を同じくして、部活動の柔道で事故が相次いでいる。総数だけを見ても、中学・高校での柔道事故は過去28年間に死亡事故114件、重度の障害を負うものが275件。親がこの必修化に不安を感じるのも分かる。<br /> この事件数を材料に、新聞では指導者や設備などの条件不備を指摘し、反対する姿勢をとっている。特に毎日新聞の反対意見はかなり強行な論調だ。  <br /><br /><br /> しかし、僕はこの武道必修化で問題にすべきは、そこではないような気がする。  <br /><br /><br /> 過去、学校での柔道で何人ケガ人が出ていようと、それは極限まで本気で柔道をする部活動での話だ。先入観を排して各運動部を眺めても、柔道という運動はケガがつきものだ。本気で柔道をする部活動であれば、ある程度の事故やケガはあるだろう。<br /> そういう本気の部活動と、体育の授業と混同するのは、論証として適切なのか。部活動での事故数を根拠として今回の武道必修化を批判するのは、いかにも説得力に欠ける。柔道がとりたてて危険だというのなら、他のスポーツと比べてどれほど危険なのか。器械体操、ラグビー、サッカーなど、他にケガしやすいスポーツと、事故数を比較する資料がなければ論旨の筋が通らない。   <br /><br /> 確かに現実問題として施行が決まっているのだから、その条件化での問題点として安全面を取り上げる気持ちは分かる。しかし、それでは今回の根源的な問題には行き着かない。<br /> 現在の日本中の学校に、すぐ武道必修化がスムースに施行できる条件が整っていないことくらい、文科省は百も承知だろう。なのになぜ、文科省はこんな施策に打って出たのか。     <br /><br /> 今回の武道必修化の骨子をつくったのは現民主党政権ではない。2006年に安倍政権が教育基本法を改正した。その中には「伝統と文化を尊重して郷土愛を育む」ことが盛り込まれている。<br /> それを受け、文科省は2008年に学習指導要領を改訂した。その際、2012年度からの中学校体育の武道必修化が盛り込まれた。  <br /><br /> 当時の安倍政権が最も腐心した問題点は何か。<br /> 団塊の世代が相次いで定年を迎え、定期的な労働収入がない高齢化世代が爆発的に増える。それを受けての年金政策が、安倍政権の最大の課題だった。<br /> だとすれば、安倍政権時代に打ち立てられた政策のほとんどは、その問題に対する具体策と見るのが、ふつうの考え方ではないか。  <br /><br /> つまり、定年退職者の再雇用。<br /> 今回、いきなり中学校で武道を必修化したのは、ありもしない人材雇用の必要性を強引に作り出すことにあるのではないか。ここ数年間で、大学や警察で武道の心得のある人材が大量に定年退職する。そういう人材に再雇用の機会を与えるのが、本当の目的ではないか。  <br /><br /> 文科省が発表している「<a href="http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/jyujitsu/__icsFiles/afieldfile/2010/07/05/1294568_1_2.pdf" target="_blank">中学校武道・ダンスの必修化関連予算</a>」を見ると、3本柱のひとつに「指導者対応」の予算がある。ここには「<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">地域スポーツ人材</span></strong>を活用した運動部活動等推進事業」「文部科学省等が実施する<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">武道講習会</span></strong>」「都道府県教育委員会等が実施する<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">武道講習会</span></strong>」などと謳われている。そのうち最後の項目は地方交付税での措置だ。「各地方が勝手にやれ」ということで、実際には各都道府県が独自に行う武道講習会の比率が高くなるだろう。  <br /><br /> では、この「地域スポーツ人材」とは一体誰のことなのか。「武道講習会」と簡単に言うが、これを教えるのは誰なのか。これに対する規定は一切明記されていない。<br /> 実際のところ、こういう公教育に対する講習としては、やはり公の立場にあるものがあたることになるのだろう。警察や自衛官などの中から、武道で優秀な成績を修めた退職者に「ご褒美」として講習の仕事を割り当てるのではあるまいか。もっと露骨に手っ取り早く、武道経験者を講師として中学校の授業を丸投げすることもあり得る。  <br /><br /> 学校現場に身を置いていれば、こんな必修化、実際には非現実的であることくらい簡単に分かる。しかし、当時の野党もこの強引な施策に対して一切批判していない。高齢化社会への具体策はどの政党になってもマニフェストの柱になるべき大きな問題だ。それに迂闊に反対を唱えては、先々自分達の首を絞める。<br /><br /> そう考えると、この武道必修化がすんなり国会を通った経緯の説明がつく。<br /> 文科省としては、武道が実際に中学で教えられようと不可能だろうと、そんなことは一切知ったこっちゃないのだろう。とにかく施行することが先に決まっていて、現実的な条件面を後からその場凌ぎ的にでっちあげる、という順番ではあるまいか。  <br /><br /> 実際のところ文科省の願いとしては、「とにかく事故を出さないでくれ、死亡者などもってのほか」というところだろう。たとえ形だけの柔道ごっこだとしても、受け身ばかりであとはフォークダンスレベルの組み手だとしても、一向に構わない。ガチ柔道なんぞやられてケガ人が出ることだけが文科省の心配ではあるまいか。<br /> だから文科省としては、「経験はないもののやる気満々な若手体育教師」が一番困ると思う。そういう教師は無茶をするから、授業でケガ人がでる可能性が高い。僕は文科省が提示している「武道講習会」　なるものの内容は、要約すると「本気で柔道なんてやらなくていい。『ごっこ』で構わないから、とにかくケガ人を出すな」という内容ではないかと睨んでいる。  <br /><br /> いくら「なんちゃって柔道」だとしても、現場の先生にとってはかなりの負担になる。講習を受けなければならないことになれば、それにかかる手間も費用も相当なものだろう。<br /> 今回の武道必修化で最も問題にすべきは、現場の現状を無視し、目的のためには手段を選ばず政策としてゴリ押しする、文科省とその背後にある政権の基本姿勢ではあるまいか。<br /><br /> 文科省の施策の打ち出し方には決まったやり方がある。ある教育政策に関して、それが現実的に可能か否かなど一切考慮しない。「最初から実施ありき」なのだ。その政策にはそれなりに大義名分があるのだろうが、あまりにも現実面での実現可能性を無視しすぎている。<br /> それへの対応を強要される学校現場は混乱し、先生の負担が増え、ひいては教育の質の低下につながる。ゆっくり教育の地盤沈下が起きているような気がしてならない。  <br /><br /> そういう文科省の強引政策として典型的なのが、「小学校英語必修化」と「教員免許更新制」だろう。<br /> なにが「国際化に対応する人材づくり」だ。年35時間の英語の授業で「国際化」が笑わせい。その替わりに主要教科の時間枠を削るわけだから、子供の基礎学力が激落ちになるのは目に見えている。英語教育の成果はなく、子供は頭が悪くなる。本当に日本が国際化してほしいなら、自分の子供がどんな人種、どんな民族の人と国際結婚しても、それを平然と受け入れられるのか。<br /> 教員免許更新制にしたって、指導力不足のダメ教員は、知識だけが不足しているから学級崩壊が起こるわけではない。基本的な人間力に欠けているのだ。長い年月、子供相手で目線が下に向き、自身の向上心がなくなり、教室の権力者として君臨することに甘えた姿勢が、人間力の低下を招く。勉強が好きな人達でもあるまい。そんなダメ教員に免許更新講習を受けさせたところで、意欲満々の熱血教師に生まれ変わるものか。  <br /><br /> 英語必修にしても教員免許更新講習にしても、「誰がそれを教えるのか」という観点が論じられることはほとんどない。本当の目的としては、今回の武道必修化と似たようなものだろう。<br /> 大学教員だって定年退職はある。退職した大学教授ほど潰しがきかない人種はいない。だから英検や漢検などで雇用をつくりだす。大学で学生に「英検を受けなさい」と薦める教員は、英検の受験者が減ったら困る定年間際の世代だ。本当に学生の英語能力を考えている若手の教員は、みんなTOEIC受験を薦めている。  <br /><br /> 英語必修化、教員免許更新制、そして今回の武道必修化がすべて退職世代の再雇用のためだとしたら、政権が叩かれるべき点は「どうして公務員だけそんなに厚遇されるのか」ということになるだろう。教員、警察官、自衛官などの公務員に、再雇用の機会が偏っている。一般企業に務めているサラリーマンに及ぶ恩恵ではない。もっと幅広く、多くの人が享受できる政策を実施してこその高齢化対策だろう。  <br /><br /> 表層の現象だけに条件反射的に批判しているだけでは、その根っこにある本質的な要因には行き着かない。新聞社説のように「それを施行したらどうなるのか」だけをあれこれひねくって論じるのでは、良くて対処療法止まりだ。病巣は放っとかれたまま肥大を続ける。大切なのは、「なぜそんな政策を実施するのか」を考え、病理の大元を断つことではないか。   <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">調べてるけど考えてない。学生のレポートと同じ。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1745932.html">
<title>げふっげふっ</title>
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<description>えー、以上、一発芸的な投稿でした。   </description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-16T00:05:42+09:00</dc:date>
<dc:subject>Side Road</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: center;"><img class="pict" src="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/1/f/1ff1d0ea.jpg" border="0" alt="粉薬" hspace="5" width="420" height="470" /></p><br /><br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">えー、以上、一発芸的な投稿でした。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<title>プロフェッサー</title>
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<description>全くだ。   </description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-15T02:14:55+09:00</dc:date>
<dc:subject>Side Road</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<a title="教授" href="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/3/5/35626c5b.jpg" target="_blank"><p style="text-align: center;"><img class="pict" src="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/3/5/35626c5b-s.jpg" border="0" alt="教授" hspace="5" width="500" height="380" /></p></a><br /><br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">全くだ。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1745739.html">
<title>教職失格</title>
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<description>小学校教諭を逮捕＝スカートの中のぞく―神奈川県警   駅のエスカレーターで女子高生のスカートの中を手鏡でのぞいたとして、神奈川県警海老名署などは１４日、県迷惑行為防止条例違反の疑いで、海老名市立中新田小学校教諭の村本一輝容疑者（３２）＝横浜市旭区さちが丘＝を...</description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-14T23:34:34+09:00</dc:date>
<dc:subject>Education</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<a href="http://news.livedoor.com/article/detail/6278152/" target="_blank">小学校教諭を逮捕＝スカートの中のぞく―神奈川県警</a> <br /><br /><br /> <blockquote><span style="color: #000000;"> 駅のエスカレーターで女子高生のスカートの中を手鏡でのぞいたとして、神奈川県警海老名署などは１４日、県迷惑行為防止条例違反の疑いで、海老名市立中新田小学校教諭の村本一輝容疑者（３２）＝横浜市旭区さちが丘＝を現行犯逮捕した。同署によると、「スカートはめくったが、手鏡でのぞいてはいない」と供述しているという。 　<br /><br />逮捕容疑は１４日午前７時半ごろ、小田急線海老名駅構内の上りエスカレーターで、横浜市に住む高校２年の女子生徒（１７）の背後から、折りたたみ式の手鏡でスカートの中をのぞき見た疑い。 </span></blockquote> <br /><br /><br /> <strong><span style="FONT-SIZE:16pt">教職でありながらスカートの中身など覗きたがる馬鹿者</span></strong>がいるんですね。   <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">「冗談」でも「出来心」でも済まされない。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1745551.html">
<title>ギリシア語を勉強するのだ</title>
<link>http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1745551.html</link>
<description>ちょっとしたきっかけで、このあいだの秋から現代ギリシア語を勉強している。   きっかけは学生だった。 僕のゼミナールはわりと過酷な課題を課している。内容だって理論言語学だから易しくはない。学生がラムダ演算を使って意味計算をしているノートを他の友達が見て、「何...</description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-14T00:02:30+09:00</dc:date>
<dc:subject>Linguistics</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[ちょっとしたきっかけで、このあいだの秋から現代ギリシア語を勉強している。  <br /><br /><br /> きっかけは学生だった。<br /> 僕のゼミナールはわりと過酷な課題を課している。内容だって理論言語学だから易しくはない。学生がラムダ演算を使って意味計算をしているノートを他の友達が見て、「何かの呪文？」と訊かれたそうだ。<br /><br /> なのに、なぜかゼミ生が<strong><span style="FONT-SIZE:11pt">減るどころか増える</span></strong>という怪奇現象が起きている。<br /> このあいだの秋頃、哲学を専攻している学生が研究室に来た。僕の一般言語学の授業を受講していた学生で、とても優秀なレポートを書いたので覚えていた。その学生が、僕の授業を受けて言語学が面白くなった、卒論を言語学で書きたいからゼミに入れてほしい、とのことだった。 <br /><br /> その学生はもともとギリシアの哲学と文化に興味があり、原著を読めるように独学でギリシア語を勉強していたらしい。日本で出版されている教科書に良い本がなかったから、英語で書かれた教科書を使っていた。僕の言語学の授業でもギリシア語の統語分析でレポートを書いていた。<br /> 夏休みには実際にギリシアに旅行し、ついでにヨーロッパ各国を放浪的に旅したそうだ。 僕の勤務している大学では例外的な学生と言っていい。<br /><br /> かなり自主的、意欲的に行動する学生なのに、見かけはあまり闘志を全面に出すタイプではないから人は分からない。むしろ口数の少ない、おとなしいタイプの学生だ。僕は最初、授業でその学生を見かけたときは「無気力そうな学生だな」と思ったのを覚えている。<br /> ところが期末レポートで自由なトピックを選んで分析しろ、という課題を出したら、すぐに研究室に相談に来た。そのとき、ギリシア語を独学していること、ギリシア語には授業の内容では説明できない現象があること、などをその学生から聞かされて、僕は仰天した。  <br /><br /> 僕はこういう面白い学生が好きなので、その学生がゼミに入れてほしいと言いに来た時に、一も二もなく承諾した。「これはいい学生を獲得した」と思った。こういう学生がゼミに入ると、他の学生にいい刺激になる。<br /> その学生は、当然、卒業論文のテーマにギリシア語の分析を選んだ。今ではかなり上達し、なかなかの腕前らしい。先週のゼミナール合宿にも参加し、ギリシア語の動詞削除について英語との違いを統語的に論じる論文を発表した。 <br /><br /> こういうやる気のある学生が入ったとあっては、僕もギリシア語をやらざるを得まい。指導教員が学生よりも気合で劣るなど、僕の人生哲学に反する。まだまだ気合で学生に負けるほど衰えてはいない。<br /> 僕は大学時代にラテン語の授業は取ったが、ギリシア語はやっていない。こういう機会でもないと、ギリシア語など学習する機会もあるまい。大学という世界では、優秀な学生がいると、こういう恩恵がある。  <br /><br /> そんなわけでギリシア語を勉強することになったわけだが。<br /> 文字はなんだかんだいって慣れ親しんでいる。数学や論理学をやっていたので、ギリシア文字のほとんどは読み方が分かる。しかし、&alpha;だの&beta;だの、&lambda;だの&psi;だの、今まで僕が論理学で扱っていたギリシア文字は、いわば単なる記号に過ぎない。それがギリシア語を勉強すると、ひとつひとつの文字が組み合わさって、意味のある単語となり、活き活きと動き出す。なんか、ショーウィンドーのマネキン人形がいきなり動き出してバスケの試合をやり出したような違和感を感じた。  <br /><br /> 容易に想像できることだが、まぁ一致現象の面倒なこと。<br /> 現代ギリシア語と古代ギリシア語はかなり異なるが、それでも同じ系列の言語であることに変わりはない。だから古代ギリシア語にあった面倒な一致現象が、現代ギリシア語にも残っている。名詞に関しては、性は男性、女性、中性。数は単数、複数。格は主に主格、対格、属格に変化し、それに応じて冠詞が変化する。与格は英語と同じく、前置詞による格に吸収されてしまっている。<br /> 懐かしかったのは、文語に限り呼格があること。これはラテン語にもあるので覚えていた。音の響きも何となく似ている。  <br /><br /> まぁ、ギリシア語なんてものは屈折言語が多いヨーロッパ言語の親玉みたいな言語だから、一致現象が面倒なのはしょうがない。逆に言えば、敬語くらいしか一致現象がみられない日本語とは違い、agreementに関してはトピックの宝庫だろう。文法が複雑であるほど目を輝かせる変態が、言語学者という人種だ。  <br /><br /> 動詞のアスペクトに関して、ひとつ面白い文法事項を知った。<br /> ギリシア語では、瞬間的に状況変化が起こる動詞（いわゆるachievement verb）と、継続的に状況が持続する動詞(いわゆるaccomplishment verbとactivity verb)が、違う活用をする。前者のカテゴリーを「アオリスト」と言い、教科書には「瞬間相」と説明してある。ちなみに後者は「継続相」という。<br /> Vendlerによる例のアスペクト四分類(states, activities, accomplishment, achievement)は一応、言語に普遍的な性質とされている。アスペクトをこのような4種類に分けると、様々な言語現象が説明できることが多い。<br /> しかし、ギリシア語では露骨に、アスペクトの違いによって異なる動詞活用が起こる。同じ動詞でも、アオリストとしての活用と継続用法としての活用が、それぞれ異なる場合もある。  <br /><br /> これは面白いことを知った。いま日本で、特に大学院生が書くアスペクトの論文といえば、例の緑本(Levin &amp; Rappaport 1995)を聖典とした英語の分析一辺倒だ。「緑本を読まざる者、語彙意味論を語るなかれ」という風潮がある。<br /> 確かにあの本はデータが網羅的で、読んで面白い本ではある。しかし、いつまでもあの本から脱却できない語彙意味論の現状はいかがなものか。せっかく面白いフレームワークを作ってくれているんだから、もっと面白い使い方はないかなぁ、と僕はつねづね思っていた。これをきっかけにギリシア語でいろんなアスペクトを調べてみると、英語で当たり前のように言われていることが当てはまらないケースが発見できるかもしれない。  <br /><br /><br /> 個人的には、言語学研究などという「役に立つ」目的のための語学学習など、邪道中の邪道だと思う。語学の基本は、わけの分からない音の連鎖を発音することに対する感動にある。世界のどこかに、こういう音、こういう響きを日常的に使っている人達がいるのか、という純粋な興奮が、語学学習の神髄だろう。しかし、実益を兼ねた趣味ならば尚のことよろしい。ひょんな縁からギリシア語を勉強することになったが、その効能はなかなか悪くない。    <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">その学生がゼミ合宿の発表でギリシア語の例文を読み上げるのがカッコ良くて。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1745195.html">
<title>卒業パーティー</title>
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<description>先日、研究室で卒業生を送るためのポットラックパーティーを行いまして。   今年卒業する4年生の世代は、僕がゼミを開講してませんでしたので、厳密に言うと僕の学生というわけではありません。その学生さん達と僕が知り合うきっかけになったのは海外インターンのトレーニン...</description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-13T15:15:12+09:00</dc:date>
<dc:subject>Diary</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[先日、研究室で卒業生を送るためのポットラックパーティーを行いまして。  <br /><br /><br /> 今年卒業する4年生の世代は、僕がゼミを開講してませんでしたので、厳密に言うと僕の学生というわけではありません。<br />その学生さん達と僕が知り合うきっかけになったのは海外インターンのトレーニングですが、なぜかこの世代の学生さんたちはインターンから帰国しても、僕の研究室に住みついておりました。<br /> 帰国後、それぞれが新しい目標をもって次のステージに踏み出したわけですが、その過程でも僕の研究室で学び、僕から何かを得ようとしていた学生さんたちです。<br /> <br /><br /> 僕の研究室にはインターン経験者が頻繁に来るので、「インターン経験者はすなわち僕の研究室の学生」と思っている学生が多いらしい。特に1, 2年生にそう思い込んでいる学生が多い。<br /> しかし、インターンのトレーニングというのは、いわば単なる授業に過ぎない。インターンが終われば、僕と学生の間には何の関係もなくなる。事実、インターンから帰国したら全く研究室に顔を出さなくなる学生もいる。普通はそうだろう。  <br /><br /> 僕は自分の研究室に何かを求めて学びに来る学生に対しては、ゼミの所属がどうの、学科がどうの、関係なく相手をする。そういう学生からは、僕自身が学ぶものが多いからだ。<br /> 自分の能力と意欲をきちんと示し、信頼関係をしっかり結んだ学生に対しては、僕は研究室を開放している。  <br /><br /> 今年の卒業生は、そういう意欲のある学生が多かった。なにせ7人もいた。<br /> インターンのトレーニングといういわば単なる一授業を受けただけなのに、その後も僕から必死に何かを学ぼうとしていた。そういう学生を相手にしていると、教員の立場から学生を見ているだけでは気付かないことが見えてくる。人が成長するということはどういうことなのか、ということに関して、日々新しいことを知ることができる。   <br /><br /> 年々、そういう学生は減ってくるだろう。今年は例外的に、いい学生さんが多かったのだと思う。<br /> インターン経験者のうち、在校生の3年生は7人いるが、そのうち帰国後も僕の研究室で「学んでいる」学生は、3人だけだ。その3人に関しては、僕は今でも自分の学生だと思っている。<br /> あとの4人もたまに研究室に来るが、研究室の設備が目当てであって別に僕に用があるわけではない学生か、おやつを食べに寄っただけか、おしゃべりしに来たか、のどれかだ。研究室に来ておしゃべりしているだけの学生は、別に僕の学生でも何でもない。<br /><br /> 大学であれば、教員が学生を選ぶのではなく、学生のほうが教員を選んで然るべきだろう。自分に必要なものを見定めて僕の研究室にやってくる学生は、その真摯な姿勢を以て研究室の環境に大いに貢献してくれる。そういう学生さんが研究室にやって来るのは、むしろありがたい。同期に対する刺激となり、後輩に範となる。<br /> 今年の4年生は、そういう、いい学生さんが多かった。そういう学生さんに囲まれるというのは、教師として非常に嬉しい。    <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;"><a href="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1732955.html" target="_blank">例のこの娘</a>もいよいよ卒業であります。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1744953.html">
<title>ドライブスルー</title>
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<description>誰かやれ。やらなきゃ俺がやる。   </description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-12T01:29:20+09:00</dc:date>
<dc:subject>Side Road</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[<p style="text-align: center;"><img class="pict" src="http://livedoor.blogimg.jp/takutsubu/imgs/6/e/6e157911.jpg" border="0" alt="ドライブ" hspace="5" width="500" height="374" /></p><br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">誰かやれ。やらなきゃ俺がやる。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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<item rdf:about="http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1744952.html">
<title>ゼミナールで軽井沢</title>
<link>http://takutsubu.dreamlog.jp/archives/1744952.html</link>
<description>ずいぶん久しぶりの更新になりますね。 たくつぶ読者のみなさまにおかれましてはお元気でいらっしゃいますでしょうか。   そもそも学年末の大学というのは目の廻るような忙しさでありまして。 今年の成績処理、レポートや論文の添削、来年度のシラバス作成等の業務に加えまし...</description>
<dc:creator>takutsubu</dc:creator>
<dc:date>2012-02-10T01:16:45+09:00</dc:date>
<dc:subject>Education</dc:subject>
<content:encoded><![CDATA[ずいぶん久しぶりの更新になりますね。<br /> たくつぶ読者のみなさまにおかれましてはお元気でいらっしゃいますでしょうか。  <br /><br /><br /> そもそも学年末の大学というのは目の廻るような忙しさでありまして。<br /> 今年の成績処理、レポートや論文の添削、来年度のシラバス作成等の業務に加えまして、僕は教科主任をしているもので、他の先生方と来年度の授業内容の調整や教材の確認等の仕事があります。<br /> 本当の師走ってのは、大学に限っては12月じゃなくて2月じゃないですかね。  <br /><br /> そんな忙しい最中、今週はじめにはゼミナールの合宿を行いました。<br /> <strong><span style="FONT-SIZE:11pt">真冬の軽井沢</span></strong>というなんとも勉強に適した環境で、3日間カンヅメになって研究発表三昧です。<br /> 学生さんたちは一年間の研究の成果を論文にまとめ、ひとり20分の発表+10分の質疑応答を行いました。学会と同じですね。<br /> それを、朝から晩までぶっ通し。知恵熱が出た学生さんもいました。  <br /><br /> 僕も学生時代に覚えのあることですが、学生ってのは追い込んでみるもんですね。思いがけない能力に覚醒する学生さんがいます。20分の発表というのは学部学生にとってはかなりの仕事だと思いますが、皆それぞれにチャレンジしていました。失敗結構結構。最初から成功など求めず、自分の限界に挑む経験を積んでもらいたいもんですね。<br /><br /> 僕は、人間っていうものは、プレッシャーがかからないといい仕事などできないと思う。乗り越えなければいけない高い壁を征服していく成功体験を繰り返していく以外、人が大きく成長する方法はない。<br /> 現時点での学生の能力のちょっと先あたりに越えるべき壁を設けて、それが過重負荷にならないように学生を励まし押し上げてあげることが、指導教員の仕事だろう。  <br /><br /> ただ単に研究発表をさせるだけなら、別に合宿にする必要はない。1日通しで大学の教室を借り切れば事足りる。<br /> 合宿というのは、いわば1年間の研究を通して伸びてきた学生の能力を「かたち」にするものだ。入学式や卒業式と同じく、ひとつの節目をかたちとして自分の中に刻み込むための、儀式のようなものだ。合宿での研究発表を乗り越えた学生とそうでない学生とでは、これから先、自分の中に育む「自信」が大きく違ってくる。形を伴わない自信は、単なる過信か勘違いだ。 <br /><br /> 1日ぶっ通しで研究発表をした後は当然、みんなでお酒を飲む。世の中で一番おいしいお酒は、きつい仕事を無事に乗り切ったあと、仲間と一緒に飲む酒だ。だから、そういうおいしいお酒をしょっちゅう飲んでいる人というのは、それだけ積み重ねたものがある。<br /> 大学生であればもう大人の準備期間だ。おいしいお酒の飲み方くらい、ゼミナールでちゃんと教えておくべきだろう。  <br /><br /> 今回の合宿では、去年大学院に進学した卒業生を呼んで、研究発表をしてもらった。ゼミの学生が今現在行っている努力を続けたその先に、自分はどういう姿になり得るのか。そういう明確な行く末のあり方をビシッと示し、後輩の範となってくれる先輩というのは、ゼミに欠かせない。<br /> その卒業生は、大学院に進んでから驚くほどの勉強量を積み重ねていたようだ。研究発表を聞いただけで、彼が1年間で積み重ねた勉強量の想像がつく。学部時代に僕が教えていた彼とは、まったく別の人間になっていた。努力が導く「自信」と、学べば学ぶほど知らないことが見えてくる「畏れ」が、ちょうどいいバランスで拮抗している。  <br /><br /> そうした畏れは、人を謙虚にする。学部生の頃には尖ったような性格があった彼が、後輩に対してとても優しい、柔らかい人間性を身につけていた。知識ばかりを頭に叩き込む勉強マシンではなく、学ぶことを通して、人としてきちんと成長していた。<br /> 卒業生のそういう変化と成長を見ると、とても嬉しくなる。今後がとても楽しみだ。  <br /><br /> ゼミ合宿の発表を通して、各自、春休みにするべき努力を掴んでもらった。大学の春休みは、夏休みよりも長い。その2ヶ月をどう使うかで、来年一年間の準備が大きく違ってくる。<br /> 学生が充実した春休みを送って、4月になったら更なるパワーアップを果たして、大学に戻ってきてほしい。      <br /><br /><br /><br /><div style="text-align: center;">研究が楽しくなりますね。僕も気合入れて論文書こっと。</div> <div style="text-align: center;"><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"></a><a href="http://blog.with2.net/link.php/4058" target="_blank"><img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/banner.png" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a> <a href="http://webclap.simplecgi.com/clap.php?id=takuro14" target="_blank"> <img src="http://www010.upp.so-net.ne.jp/takuro14/hakusyu.gif" border="0" alt="" width="85" height="30" /></a></div>
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