たくろふのつぶやき

春は揚げ物。

2012年05月

夢の機械

どらえもん






今では誰もが持っている。

全体像と部分

学生に課題を出してるんですけどね。


僕のゼミでは、2年生のときから論文を書かせて提出させている。まぁ、大学2年生のことだから、ろくに論文の書き方も知らない。そういう学生に、1から論文の書き方を教える。
3年、4年となるにつれ、提出する論文に課されるハードルが徐々に高くなる。そのたびに課題をクリアしていけば、まっとうな卒業論文が書けるように、3年間の幅でゼミの内容をつくっている。

そういう課題を出すと、決まって期限までに提出できない学生がいる。能力がないのではない。力の使い方を間違えているのだ。
そういう、論文などの大きな課題につまずく学生の共通点は、「無駄に完璧主義者で、細かいところに執着し、仕事の全体像を見極めていない」ということだ。

学生は、論文などの課題を仕上げる作業を「石を積み上げて高い塔を作る」のようにイメージしている。だから、基礎となる石、その次の石、その次の石・・・と、ひとつひとつを理解していこうとする。単独の石それぞれに対する理解力もさることながら、石と石との関連性にも細かく気を使う。
だから、ちょっとでも理解できないところがあると、すぐに止まる。ひとつ石が確実に手に入らないと、先に進めない。中には、石のがすこし欠けているだけでそこが気になり、石を積むことを忘れて石を磨き出す学生もいる。
そして敢えなく期限切れとなり、評価はゼロ。

そういう学生は、いま自分がつまずいている目の前の問題しか見えない。その後、どういう展開があり、その部分はどのような位置づけになっているのか、まったく見ようとしない。もしかしたら、いまつまずいている部分は本筋からすれば枝葉末節に過ぎない部分かもしれないのだ。それを考えることなく、重要なところも瑣末なところも、等しく同じパワーで仕事をしようとする。

数学では、変化率と範囲が求まれば、全体像が決まる。いわゆる積分だ。視点がほんの一点に置かれただけでも、そこから全体像を俯瞰することができる。
学生がなにか努力をしているとき、その努力を期限内に続けていけば目標とする結果に達するかどうか、ちょっと考えれば簡単に分かりそうなものだ。もしその見込みが薄いのなら、それは努力の仕方を間違えていることになる。細かいことが気になって先に進めない学生ほど、「こんなことやってて、終わるのだろうか」という疑いを持とうとしない。疑っても、やり方を変えてみようとしない。


実際のところ、仕事を期日までに仕上げるための方法は「とりあえず範囲を決め、全体をざっと簡単に終わらせてしまう」ことだ。完璧でなくてもよいから、まず仕事の全体像をはかる。そしてそこから逆算し、それぞれの部分ごとにかけられる時間と手間を推察する。イメージとしては「骨組みだけつくりあげ、張り子の像を試作品として完成させてしまう」ことだ。全体像を理解することなしに、部分を完成させていくことはできない。

学生に書かせる論文など、「こうすれば完璧」というゴールなどない。終わりのない課題なのだから、どこのレベルで「終了」の線を引くか、その見極めが大事になる。石を積み上げるタイプで仕事をすると、事実上、その線引きができない。常にいま自分がやっているところが終了線になってしまう。
そうではなく、まず全体をざっと仕上げてしまう。完成度はとりあえず脇に置く。そして骨組みだけでもいいから全体を作り上げてしまい、そこから部分の制作に入る。張り子の像に、少しずつ肉をつけていく。どこまで肉をつけられるかは、期日までのスケジュールを考えれば、だいたい分かる。
全体像をまず把握している人は、部分ごとの重要性が見極められるようになる。本当に大切なところはどこなのか、瑣末なところはどこなのか、把握できるようになる。

完璧主義の学生は、これができない。細かい部分に固執して、全体像から逆算するという発想がない。
たとえば、浅く大きい箱に、いっぱいビー玉が入っているとする。それを数えろ、と課題を出したら、要領のいい学生は縦と横におかれたビー玉の個数を数え、かけ算して総数量を概算する。要領の悪い学生は、端から順に「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」と指折り数えだす。

完璧主義を発揮していいのは、自分がやろうとしている仕事の全体像を把握し、部分ごとにかけられる努力量をきちんと把握している人だけだ。その大きな視点も無しに細かいところにこだわって先に進めないのは、単なる視野狭窄に過ぎない。


学生が論文課題の相談に来た時に、僕はまず締切までのその学生の執筆計画を聞く。期日から逆算して仕事のプランを作り上げていない学生は、例外なく、いま自分が何をすればいいのか分かっていない。「部分を全体へ」ではなく、「全体から部分へ」と発想と視点を変えるだけで、自分がやるべきことがかなり見えてくる。



一歩も動けないままタイムアウトになる学生もいます。

恋愛プロジェクト

「恋愛を『プロジェクト』で考える」
(「日経ビジネス」)


いまや「恋愛していなければ女ではない」と、「恋愛するのが常識」のように言われています。最近では男性すら、そう言われたりしているようです。世間もマスコミも、「恋愛」を勧めすぎだと思うのです。

恋愛というのは、時間もお金も神経も使う、とてもコストのかかる「趣味」です。自分が傷つくことも、疲れてしまうことも多い。そもそも、恋愛にあまり向いていない人も多いものです。

もちろん、恋愛がすばらしい経験になることもあります。しかし、恋愛には「才能と運」がとても重要ですから、誰もがいつでも理想の恋愛ができるわけでもありません。

だとしたら、

・恋愛は、自分に向いていないからしない
・恋愛は、疲れるからしない
・自分に合った相手に会うまでは、恋愛しない
・自分が恋愛できる時期が来るまで、恋愛しない
・恋愛は、妄想だけで楽しんでおく(←これは、けっこうお勧めです)
・恋愛以外の、人間関係のメンテナンスを重視する

という選択肢を持っておくことも、とても大事なのです。

「ほかの皆が恋愛するから」とか、「恋愛しないと、女を捨てていると思われるから」などと心配して、無理矢理に恋愛することはないのです

恋愛していないことについて外野がいろいろ言ってきても、まじめに答えることなどありません。「心配してくれてありがとうね、私なりに頑張っているから」などと、適当にあしらっておけばいいのです。




研究室の壁に貼っておきますかね。

おくすり手帳

なんか、ずいぶんたくつぶの更新が空いてしまいましたね。
読者のみなさまにおかれましてはご健勝のことと拝察します。
季節の変わり目ですから、お風邪などひかぬようお気をつけ下さい。朝晩はまだ冷えますからね。


えー、僕としましてはつい2, 3日更新が空いてしまった程度の感覚だったんですが、今月に入ってからめっきり更新してなかったんですね。嫁に怒られました。なんでも「読者代表」なんだそうです。なんだそりゃ。

ここんとこ、仕事が忙しいこともあるんでしょうが、体調があちこち狂ってまして。
このあいだは、眼に疲労がたまってしまったようでした。

研究室で仕事してたら、どうも左目が曇るんです。
僕はコンタクトレンズをしているので、レンズが曇ったかなと思って洗浄してみたんですが、すぐ曇る。
おかしいな、と思って眼を洗ってみたら、すごい勢いで目やにがたまるんです。拭っても拭っても、直ぐ眼にたまります。

家に帰っても症状は止まらず、ひっきりなしに眼を拭わないとすぐ目やにでいっぱいになる有様です。
その日は諦めてそのまま寝たんですが、朝になって起きてみたら、たまりすぎた目やにで上下のまつげが接着されている有様です。
あんな形で塞がった眼なんて初めてです。

こりゃ尋常じゃない、ということで嫁に眼医者に行かされました。
まぁ、仕事の関係で2, 3日してから眼医者に行ったんですが、そのころにはもう症状も治まっており、眼医者さんには「なんでもありませんよ」と言われる始末。
まぁ、自然治癒するくらいの程度で良かったといえば良かったんですが。

一応念のため、抗生物質入りの目薬を処方してもらいました。普通の薬局では売っていないやつです。
お医者さんの処方箋を持って、調剤薬局に行って目薬を処方してもらいました。


「えーと、最近おくすりを処方したことありましたか?」

いえ、ありません。

「最近、病院にかかったりとかはしてませんか」

してませんねぇ。健康だけが取り柄なので。

「えーと、目薬の処方ですね」

はい、あ、これが処方箋です。

「今日はおくすり手帳お持ちですか。」



・・・なんすか、それ?



「えーとですね、薬事法が改訂されまして、処方されるおくすりを出すsときには、おくすり手帳というものに薬の履歴を記録しておくことになったんです」

ふーん、そんなことがあったんですか

「じゃあ、あたらしくおくすり手帳つくりますか?」

そうですね、お願いします。

「どのイラストがいいですか?」




おくすり

俺、一応、大人なんですが。 




うーん・・・

「あまりお気に入るイラストありませんか?」

いえ、ペンギンのはありませんかね。

「あ、ありますよ、ペンちゃん」





おくすりペンタン




それでお願いします。




俺、一応、大学の教員なんですが。

「真面目系クズ」の特徴

81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日)
・彼女がいないのは苦にするが本気で彼女が欲しいわけでもない
・当然彼女を作るための努力もしない
・外ではいい子ぶってるが帰宅してからの本領発揮がやばい
・周りからはしっかりした人と認識されるのでいろいろ任されたりする
・誰かが見てないと頑張れない
・話してる相手の言葉が聞き取れなくても聞き返して相手に嫌がられるのが怖いから適当な返事をして会話を続ける
・クラスの中では大人しいが非リアの友人たちの前では調子に乗るキャラ
・初対面では調子良い
・何よりも人に嫌われる事、否定される事、拒絶される事が怖い
・人の顔色ばかり伺ってる
・外ヅラだけはいいから上司や先生からは好かれる
・だが本当に真面目で出来る人からは嫌われる
・いい奴を取り繕うのに必死
・いろんなものに偏見を持っている
・口論になると絶対に勝てない
・なんだかんだいって自分のことは結構好き
・同類で自覚もある癖に屑を見下している
・基本的にリスクを負う事ができない
・何かやるときに常に最悪の状況を考えて結局なにもできなくなる
・周りから見ると完璧主義っぽいのに周りに影響がないことに関しては驚くほど大雑把。
・意見が食い違っても基本自分が折れる でも心中じゃ納得しない
・やたらマクロなこととか哲学的なことを偉そうに考えて、目の前の陳腐な課題に手が付かない
・例えば、可燃ゴミを持っていたとき、マジメ→ゴミ箱、クズ→路上、マジメ系クズ→自販機横の空き缶入れ
・基本的に傍観者
・相手の言ってることを一回で聞き取れない、それもかなりの頻度で
・「参考」程度にとどめておくべき事を「正解」と信じて疑わない
・わからないことはすぐググる、頭で考えない


123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/13(日)
【真面目系クズの特徴 のになのに編】

「個性的」なのに「自分がない」
「神経質」なのに「ミスが多い」
「目立たない」のに「悪目立ちする」
「自分に自信がない」のに「プライドが高い」
「他人にやたら気を遣う」のに「空気が読めない」
「自分を良く見せようとしない」のに「自意識過剰」
「マジメだけが取り得」なのに「それほどマジメじゃない」
「褒めて伸びるタイプ」なのに「褒められても伸びない」
「趣味に生きるタイプ」なのに「誇れるような趣味がない」
「独りでいる方が気楽」なのに「ハブられるのはイヤ」
「他人を笑わせることは苦手」なのに「よく他人から笑われる」
「美人・イケメンが好き」なのに「美人・イケメンが苦手」
「平和主義者」なのに「トラブルメーカー」
「他人の気持ちに鈍感」なのに「他人の悪意に敏感」
「考え込むことが多い」のに「考えることが苦手」
「ミスを深く反省する」のに「同じミスを繰り返す」
「忘れっぽい」のに「イヤな思い出は忘れられない」
「疑り深い」のに「騙されやすい」
「フケている」のに「ガキっぽい」
「外見至上主義に否定的」なのに「面食い」
「妥協してばかり」なのに「恋愛・結婚は妥協したくない」
「リア充になりたい」のに「リア充が嫌い」
「波乱万丈な半生だった」のに「逆境に弱い」
「人生に絶望している」のに「今すぐには死にたくない」



基本的な姿勢として判断基準が他人目線なんだろうな。
ペンギン命

takutsubu

ここでもつぶやき
バックナンバー長いよ。
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