たくろふのつぶやき

お出かけの時には保冷剤を持つのだ

2010年11月

大学事務室の悲鳴

いつもの通り大学に出勤しましたら、学部事務室から「キャーッ!!」という凄まじい悲鳴が聞こえてきまして。

すわ、変質者か犯罪者、はては卒論提出の目処が立たずに自暴自棄になった4年生が事務の女の子を人質にとって立てこもりか、と思いまして。
最近、そういう物騒な事件ばっかりじゃないですか。

どうしたんだ、と思って事務室に入ってみると。
事務の女の子たちが、給湯室のドアを塞いで立ち往生してます。
どうしたの?と訊いてみると



「あ、先生・・・、出たんです。Gが。」




ゴキブリかい。




その辺に積んであった古新聞をクルクル丸め、給湯室に入り、床の真ん中でカサカサしていた奴をスパンと一撃。
ティッシュペーパーで遺体をくるみ、丁重にゴミ箱に放り込みまs



「ああああああー先生そこじゃなくて男子トイレのゴミ箱にでも捨ててきてくださいーっ 



┐(-。ー;)┌ヤレヤレ



それからというもの、事務の女の子たちの対応が変わる変わる。
僕に対して、「ゴキの件ではどうもありがとうございましたー。助かりましたー」的な、非常に笑顔ニコニコな接し方なんですよ。

どうやら、職場の女の子の尊敬を勝ち取るにはゴキを瞬殺するというのがポイント高いようです。



あんな虫ごときの何が怖いんだろう。

『龍馬伝』最終回暗殺シーンに「愛媛県知事選当選確実」のテロップ

龍馬伝アホテロップ

龍馬伝アホテロップ2




「龍馬伝」暗殺シーンに「愛媛知事選」当確テロップで苦情200件 視聴率は21・3%



28日にNHK総合で放送された大河ドラマ「龍馬伝」の最終回で、主人公の坂本龍馬が暗殺されるシーンに愛媛県知事選の当確を伝える速報テロップが流れ、同局に苦情が約1時間で200件あまり相次いだことが29日、分かった。  

NHK広報部によると、テロップが被さった暗殺シーンは午後8時55分ごろ。視聴者からは午後10時までに「表情が見たかったのに、龍馬にテロップがかかってしまった」「楽しみにしていたのに興ざめした」といった苦情のほか、「きれいな映像で録画したいので再放送の予定を知りたい」といった問い合わせもあったという。  

最終回の視聴率は関東、関西地区ともに21・3%だった(ビデオリサーチ調べ)。全48回の平均視聴率は、関東地区が18・7%、関西地区が19・5%だった。



午後8時から75分間の拡大版で放送された最終回。
京都・近江屋で坂本龍馬(福山雅治)が中岡慎太郎(上川隆也)と密談するところを、刺客の「京都見廻組」今井信郎(市川亀治郎)が刀を振り下ろし、灯を消して襲いかかる。
午後8時56分。暗がりで中岡が「いかん...」と叫ぶ。まさにその瞬間、「愛媛県知事選 新人の中村時広氏 当選確実」のテロップ。

一年もの間、龍馬龍馬龍馬龍馬と日本全国でうざいキャンペーンを繰り返した挙げ句のクライマックスシーンでございます。
緊急告知を何よりも重んじるNHKにとってはさぞや会心の仕事であったことでしょう。龍馬伝の最終回ともなれば皆さんこぞってNHKをご覧になっているでしょうから、こういう緊急度超級の大事なニュースを流すにはうってつけのタイミングでしょうね。

今後もこのような「は?ドラマ?今はそんな場合じゃねぇんだよ、このニュース見ろこのニュース。ここはNHKだぞゴルァ」という姿勢を貫き通してほしいものです。



愛媛県知事


「龍馬伝」のラストシーンを破って初当選した中村時広氏



数秒でもタイミングを遅らせるわけにはいかなかったんでしょうなぁ

むしろ表より面白い

2010年 裏紅白歌合戦



あとは「クリスマス終了のお知らせ」と「今年の漢字」か

運営のお仕事

先日、勤務先の大学で国際シンポジウムが行われましてね。


僕の務めている学部では、年に一回、海外から招待講演者を招いて国際シンポジウムを行うのが恒例になっています。去年は僕がコーディネーターをやりました。去年のトピックは「語学教育と国際化の現状」とか何とか、言語系のシンポジウムだったので「おまえやれ」的に仕事が廻ってきました。

シンポジウムの運営って大変なんですよ。まぁ一番大変なのは、招待講演者を選ぶことと、その招聘に必要な手続きなんですけどね。
当日の運営も大変ちゃ大変ですが、その当日まで持っていく過程がまぁ大変なんです。会場設営とか宿泊とか交通とかは大学事務局がやってくれるんですが、発表の内容やシンポジウム全体の統括に関わるネタ合わせは、コーディネーターが窓口になります。

何人か来校する招待講演者は、シンポジウム前日にはじめて顔を合わせます。だから、それまでに他の講演者の講演内容や、パネルディスカッションや質疑応答の打ち合わせは、すべて事前にメールで打ち合わせます。
僕も去年は講演者の方々と毎日のようにメールを打ち合い、来校する時までに相互理解がちゃんとできているように準備しました。

で、今年ですが。
今年の国際シンポジウムは、地球温暖化に焦点をおいた地球環境問題に関してのシンポジウムでした。僕の専門分野とは全く畑違いです。
僕はたまたま、このシンポジウム運営を取り扱う学内委員会に所属していますが、今年はシンポジウム運営チームに入っていませんでした。去年やりましたからね。
そんな感じでのんびり構えていたんですが、シンポジウムの2週間前になって事務局からメールが届きました。


「たくろふ先生、申し訳ありませんが、シンポジウム運営スタッフに入って、当日の運営をお手伝いして頂けませんでしょうか」



・・・俺、地球環境問題なんて分かんねぇよ?



敢えて言うならば、温暖化で南極の氷が溶けるとペンタンがピンチになるので温暖化断固許すまじ、くらいのことでしょうか。



直前ミーティングで配布された資料によりますと、当日の僕の役割は「講演者接待係」。
そんなこと言われても。接待って何をすればいいんでしょうかね。
メイド服でも着てお茶を配ればいいんでしょうか。
講演者がゴルフクラブを振り回したらすかさず拍手をして「いよっ、ナイススイング!」とか太鼓持ちをすればいいんでしょうか。

そんなこんなで当日。
実際に僕がやってた仕事は



講演者への英語の通訳。



要するに、大学の事務方のみなさんは英語が話せないので、書類手続きや必要な手配等に関して、講演者のみなさんにお願いをする仕事でした。

講演者への謝礼は、当日に現金で渡します。しかし、国によっては学術研究にかかる謝礼に関しては税金を免除できる条約を結んでいる国があります。そういう国からの招待講演者の方には、シンポジウムの朝のうちに租税免除の書類を書いてもらう必要があります。
そのあと、大学事務員さんがダッシュで税務署に走ります。そして税金免除の認可を取り付けたら、すぐに大学に引っ返し経理課に走って、謝礼分の現金を用意します。
これを、1日の間に、シンポジウムが終わるまでにぜんぶ行わなければいけないわけです。

まぁ確かに、英語に慣れてない人だったら「すみませんがコピーを取る必要があるのでパスポートを貸して頂けませんか」だってかなり言いにくいでしょう。ましてやシンポジウムで招待するような海外の研究者の方々に何かをお願いする際、失礼があってはいけません。
そうでなくても大学の事務の方々は、シンポジウム当日はかなりのプレッシャーのもとで仕事をしてますから、そういう、ことば関係のことで無用なストレスを増やしていられないのでしょう。

そういうわけで「接待」などという曖昧な役名で、僕に通訳の仕事が廻ってきたようなのです。
条件として

・英語ができる
・招待講演者の方々と一晩で仲良くなれる(=酒が飲める)
・フットワークが軽く、あちこちに簡単に動ける
・いざとなったら同時通訳なしで司会や質問などの仕切りができる



はい、やります。



もちろんやらせていただきますとも。



事務方さんの必死の努力と、運営チームの円滑な連携によって、シンポジウムは盛況のうちに無事終了しました。
公開シンポジウムですので、一般市民の方や高校生の観衆もいらっしゃいまして、立見が出るほどの盛況振りでした。同時通訳のレシーバーが足りなくなる有り様です。
僕もこういう仕事ひとつひとつを通して、ちょっとづつ経験値が上がっていく感じがします。



できることが増えていくっていうのはいいもんですね。

北朝鮮、韓国領域を砲撃

ば韓国





北朝鮮の砲撃—連携し、暴走を許すな
(2010年11月24日 朝日新聞社説)
南北砲撃戦 北朝鮮の暴挙を強く非難する
(2010年11月24日 読売新聞社説)
海上保安庁 領海警備の体制強化を急げ
(2010年11月25日 読売新聞社説)
南北砲撃戦 北朝鮮の暴走許されぬ
(2010年11月24日 毎日新聞社説)
北朝鮮砲撃事件 米中の責任は重大だ
(2010年11月25日 毎日新聞社説)
北朝鮮砲撃事件 党派超え危機対応を
(2010年11月25日 毎日新聞社説)
北朝鮮の暴挙に中国は手をこまぬくな
(2010年11月24日 日本経済新聞社説)
半島危機で米韓と結束を
(2010年11月25日 日本経済新聞社説)
北の砲撃 移行期の「暴発」に備えよ
(2010年11月24日 産経新聞社説)
朝鮮学校無償化 問題は対北認識の甘さだ
(2010年11月25日 産経新聞社説)



各紙、出揃いました。
たくつぶ読者におかれましてはどの社説が一押しでしょうか。


決して突発的、偶発的な出来事ではなかっただろう。
分析筋にとっては、今回の北朝鮮の軍事行動は充分に予測できたことではあるまいか。

北朝鮮の世襲独裁政権は、実は綿密なストーリー性に基づいている。金日成や金正日は、ただ「偉いんだぞ黙って従え」というだけで独裁体制を敷いているのではない。ご苦労なことに、「なぜ偉いのか」を事細かに謳い上げる神話に基づいている。その神話が事実かどうかは問題ではない。そのような神話が作り上げられており、それが北朝鮮の学校教育の根幹を成している。戦前日本の教育勅語などものの数ではない。

独裁政権がこのような神話をつくりあげるときに必要なのは、戦争だ。「民衆を危機から救った」というストーリーには、まず民衆が危機に陥っていなければならない。陥っていなければ、その危機を作り出さなければならない。
金日成は金正日は先の世界大戦の世代だから、そのようなストーリーをつくりあげる「民族の危機」には事欠かない。だが、いま世代交代が進んでいる三男の金正恩は、そのような神話が作れない。いま北朝鮮がおかれている「民族の危機」は、経済破綻や飢餓など、すべて北朝鮮政権の失策のせいだ。他国のせいにすることができない。

だから、今回の砲撃なのだろう。要するに、この砲撃は世代交代の際に「だから金正恩は偉いんだ」という神話的ストーリーのため、手柄作りのためだろう。今の北朝鮮は軍制政治を敷いており、政治における軍部の影響力が強い。今回の軍事行動は、軍部の影響力を誇示し、世代交代をスムースに行うために軍部の支持を取り付けるための根回し、という意味合いもあるだろう。

各紙社説は中国に厳しい。しかし、その厳しさ加減がなんかずれているような気がする。
事実として、いまの北朝鮮をコントロールできる可能性があるのは中国だけだ。その裏返しとして、中国はいままで北朝鮮が犯してきた愚行の数々を庇う行為を繰り返してきた。

北朝鮮による常軌を逸した武力行使としては、今年3月にやはり南北境界水域で、韓国海軍の哨戒艦「天安」が魚雷により撃沈された事件がまだ記憶に生々しい。
この事件で、哨戒艦は北朝鮮の魚雷攻撃により撃沈されたという国際的な原因究明結果が公表されても、中国はそれを受け入れようとせず、事件を踏まえて行われた米韓合同軍事演習に激しく反発するのみだった。中国には今度こそ、「責任ある大国」として北朝鮮に厳正な対応を求めたい。
(産経新聞)


要するに、各紙とも中国に対する論調としては「おい中国、何とかしろ」という内容だ。北朝鮮をとりまく国際情勢において、中国は自らの立場を認識すべきであるとか何とか。
北朝鮮が核開発を行ってから十数年、日本の新聞は常に同じことを言い続けてきている。論調がまったく変わっていない。北朝鮮がなにかするたびに「中国はもっと大国としての自覚を」などと、臆面もなく何度も何度も同じことしか言えていない。金太郎飴のようにいつも同じ論調、同じ内容を繰り返してきた。

つまり、今の日本の新聞は、自分たちの頭をまったく使っていない。また北朝鮮か。中国のことでも書いておけばいいか。前のときと同じ文言を繰り返しておけばいいや。
その結果が、毎度毎度代わり映えのしないワンパターンな記事だ。中国がもはや北朝鮮に対して何の効果も齎さないことくらい、明白だ。なんとかできるくらいなら、とっくに中国は北朝鮮を押さえつけているだろう。ところが10数年以上の長きに渡りそれができていない、やっていない、ということは、「中国には北朝鮮を押さえつけるわけにはいかない何らかの事情があるのではないか」という仮説くらい思いつきそうなものだ。

今回の北朝鮮の砲撃行動を中国側から見てみると、非常にタイミングが良すぎる。
今回の事件の前に、中国は尖閣諸島でのいざこざで日本と摩擦を起こし、国際的な批判を浴びる立場になった。中国は日本側の非を主張していたが、折しも証拠映像が流出してしまったことで事実が明らかになってしまった。証拠映像を流出させた行為の是非は別問題として、あの映像が事実であることはもはや世界中に発信されてしまっている。加えて、中国国内で意味のない反日デモが起こり、中国政府はそれを黙認する、という愚行を犯した。中国政府がアジアでどんな行為に及んでいるか、近隣諸国をリードするどころか引っ掻き回して迷惑をかけまくっていることが、世界中に広く知られてしまった。

中国が内政において求心力を強めるには反日政策を利用すればいい。しかし、それでは国際政治の場において中国が信頼を失う。とりわけ、日本との関係を大きく損なう恐れがある。
国内政治の手段として反日政策を利用しながら、それでも日本が自分たちとの関係を維持してくれるような方法は何かないものか。

そのための手段が、「北朝鮮」というカードなのではあるまいか。
僕は、「今回の北朝鮮の砲撃に対しては中国が責任をもって対応すべき」だとは思わない。
むしろ、今回の事件の裏では、中国がもっと積極的に関わっているのではあるまいか。

今の北朝鮮の国力で韓国と戦闘を再開したら、フルボッコにされて終わりだろう。韓国の背後にはアメリカがいるし、アメリカは国連軍を乗っ取るくらいの暴れん坊だ。
北朝鮮だって馬鹿ではない。自分たちだけで軍事行動をとったらどれほど反動があるか、のリスクくらい分かるだろう。
しかし、もし北朝鮮の後ろに、アメリカと張り合えるくらいの軍事力、国力、経済力があったとしたら。「やっちゃえ、やっちゃえ」と唆す悪い奴がいるとしたら。

結果から見ると、今回の北朝鮮の砲撃で、日本、韓国、アメリカは輪になって中国に協力を要請せざるを得なくなった。日本も自国の安全保障のため、中国と話し合う必要が生じた。尖閣諸島の問題など吹っ飛んでしまっただろう。しかも、少なくとも表面上は、今回の事件で中国は別に悪者ではない。

つまり、今回の北朝鮮の砲撃行為で、中国をとりまく外交関係はすべていい方向に向かっている。すべての国が中国を頼りにし、中国の権威を認め、中国に重要な役割を与えてくれている。
あまりにもタイミングが良すぎないか。


まぁ、中国が今回の砲撃にどれだけ裏で糸を引いているかは別として、各紙の社説は表だけの話に終止している。毎日新聞など特につまらない。御丁寧なことに2日間で3本の社説でこの件を取り上げているが、すべて同じ視点からの同じような記事だ。なんでわざわざ3本も社説を載せたのか意図が分からない。しかもその3本とも、表面的な言及に終始して、毎日新聞独自の意見として機能している箇所があるような気がしない。

一方、たとえば産経新聞は面白い社説の書き方をしている。11月24日の社説で通り一遍の社説を載せ、翌日25日には同じ問題を別の視点から論じている。つまり、朝鮮学校の無償化問題。
いまの日本は、こんな北朝鮮の教育に対して非難をするどころか、支援をする方針に傾いている。日本に点在する朝鮮学校を無償化する、つまり税金で補うという決定をしている。
「金日成万歳」「金正日万歳」という教育を、日本国民の税金で行おうとしているのだ。

さすがに今回の砲撃を受けて、その方針が凍結となった。25日の産経社説は、「それでもまだ手ぬるい」という内容だ。北朝鮮に対する方針を転換する必要性を、朝鮮学校問題という違った視点から論じている。これだと、24日の記事と25日の記事それぞれが別に機能しており、両方の記事を載せる意味がある。

どの新聞も「北朝鮮問題ならばこう言えばいい」という決まったパターンにどっぷりと嵌り、実体のない空虚な提言に終始してはいないか。少なくとも、僕は今回の各新聞の社説を読んで、感心できる記事や「面白い」と感じる記事が全くなかった。日本のマスコミにはもっと知的な挑戦をしてほしい気がする。



休戦協定中だったから厳密には「開戦」ではないですよね
ペンギン命
ここでもつぶやき
バックナンバー長いよ。
リンク用
かんたんアクセス
QRコード
記事検索
  • ライブドアブログ