「R-1ぐらんぷり決勝」をテレビで見てみました。
僕は普段、お笑い番組ってあんまり見ないんです。
いつもゆうごはんを食べながら嫁とテレビを見てるんですが、火曜日ってテレビの谷間の曜日なんですよね。
たまたまやってたので見てみた、ってだけなんですが。
バカリズムっていう人のネタがものすごく面白かったですね。
嫁とふたりして大爆笑しました。よく考えたなぁ。
で、他に面白かったのは、なかったです。
「ふーん」と思うような、感心するネタはいくつかありました。本の紹介のネタの人とか、ゴルゴの人とかは、よく稽古してるなぁとか、ネタの着想が面白いなぁ、という感じはしましたが、「笑い」というのとはちょっと違う気がします。
人間、本当に面白いものには無条件で爆笑するものです。頭で感心できるうちは、本当の面白さじゃないと思います。そういう観点からすると、本当に無条件で笑えたのは、↑のバカリズムだけでした。
今回、R-1の番組を見ててすごく不思議だったんですが、あの審査員たちはどういう仕込みで点をつけさせられてるんでしょうね?
バカリズムのすぐ後の、ギター使って歌ってた人がすぐ暫定一位になりましたが、正直言って、僕には何の話なのかも分からなかったです。
笑える笑えない以前に、話の大筋が全く分からなかったです。舞台設定や世界観がまったく掴めない。
どうしてあれで暫定一位になれるんでしょう?
しかも、そこに至る審査員たちの得点のつけ方が非常に不可解でした。
審査員、相当にいいかげんに点数をつけていましたよね。
前半は、必ず前の演者よりも次の人に高得点がでて、どんどん点数がバブルになってました。
その結果、訳の分からないギターの人が高得点、ってことになってしまってました。
しかもすぐその後、ギターの次の人から、急に得点が厳しくなりましたね。
「やべ、調子に乗って点つけすぎた」的な、審査員の焦りみたいな点数の変化でした。
R-1はその場の得点だけで最終順位が決まってしまいますので、一回ギターの人に上に行かれた以上、バカリズムの優勝は絶対に無いわけです。
一番面白かった人が落ちて、ぜんぜん話の訳が分からなかった人が優勝するのかなぁ、と思ってみてましたら
最後にものすごい辻褄合わせをしてきましたねwww
最後の時報ネタの人も、まぁまぁ面白くはありましたが、声だして笑うほどのネタではなかったような気がします。原稿を読んでたみたいだし。
笑いの爆発力という点では、バカリズムに遠く及びません。
少なくとも、10点近い差をつける程には優れてることはないと思います。
僕の見た感じでは、「やべ、間違えて高得点つけちゃた」という、ほんとは面白くない暫定一位を優勝させないために、最終演者の人を無理矢理に優勝させた、という印象があります。吉本の人だし。
結局、審査基準が曖昧で、「本当に面白い人が勝てるわけじゃないんだな」ということが分かった、というだけのことでした。
僕はお笑いには全然詳しくないので、ほんとに自分の感性だけで判断しています。
お笑いに詳しい人の評価は、僕のとは違うでしょう。
上の記事をもって「たくろふはお笑いを分かってない」とする方もいるでしょう。
しかし、お笑いというのはそもそも、笑いに興味も関心もない人、むしろそういう芸能に批判的な人を笑わせてなんぼだと思います。
「分かっている人にはこれが面白いんだ」というのは、要するにつまらないんです。
本当に面白いものは、誰が見ても面白いものでしょう。
もう1つ個人的に思ったことですが、今回R-1決勝に出た10人の中で、プロとして長くやっていけるのは、あべこうじだけだと思います。
バカリズムのような爆笑的な面白さはありませんでしたが、あべこうじは常にあのレベルの芸を保ち続けることができるでしょう。
講評で三枝さんも言ってましたが、小道具を使わず、喋りだけで、あれだけ話の間合いを保つ技術というのは、かなりの場数と相当の稽古を積まないと身に付かないものだと思います。
R-1のようなグランプリで100点をとることはできないかもしれないけど、どんなときも常に85点が取れる、そんな芸風のような気がします。
そして、プロとして長くやっていくには、そういう「平均点の高さ」が、最終的にはものを言います。
採点結果にはものすごく釈然としないものが残りましたが、それは吉本興業がR-1の価値を自ら貶めることにつながるだけなので、別に構いません。
ひとつでも本当に面白い芸を見せてもらったので、眼福でした。
他のネタも見てみたいなぁ
僕は普段、お笑い番組ってあんまり見ないんです。
いつもゆうごはんを食べながら嫁とテレビを見てるんですが、火曜日ってテレビの谷間の曜日なんですよね。
たまたまやってたので見てみた、ってだけなんですが。
バカリズムっていう人のネタがものすごく面白かったですね。
嫁とふたりして大爆笑しました。よく考えたなぁ。
で、他に面白かったのは、なかったです。
「ふーん」と思うような、感心するネタはいくつかありました。本の紹介のネタの人とか、ゴルゴの人とかは、よく稽古してるなぁとか、ネタの着想が面白いなぁ、という感じはしましたが、「笑い」というのとはちょっと違う気がします。
人間、本当に面白いものには無条件で爆笑するものです。頭で感心できるうちは、本当の面白さじゃないと思います。そういう観点からすると、本当に無条件で笑えたのは、↑のバカリズムだけでした。
今回、R-1の番組を見ててすごく不思議だったんですが、あの審査員たちはどういう仕込みで点をつけさせられてるんでしょうね?
バカリズムのすぐ後の、ギター使って歌ってた人がすぐ暫定一位になりましたが、正直言って、僕には何の話なのかも分からなかったです。
笑える笑えない以前に、話の大筋が全く分からなかったです。舞台設定や世界観がまったく掴めない。
どうしてあれで暫定一位になれるんでしょう?
しかも、そこに至る審査員たちの得点のつけ方が非常に不可解でした。
審査員、相当にいいかげんに点数をつけていましたよね。
前半は、必ず前の演者よりも次の人に高得点がでて、どんどん点数がバブルになってました。
その結果、訳の分からないギターの人が高得点、ってことになってしまってました。
しかもすぐその後、ギターの次の人から、急に得点が厳しくなりましたね。
「やべ、調子に乗って点つけすぎた」的な、審査員の焦りみたいな点数の変化でした。
R-1はその場の得点だけで最終順位が決まってしまいますので、一回ギターの人に上に行かれた以上、バカリズムの優勝は絶対に無いわけです。
一番面白かった人が落ちて、ぜんぜん話の訳が分からなかった人が優勝するのかなぁ、と思ってみてましたら
最後にものすごい辻褄合わせをしてきましたねwww
最後の時報ネタの人も、まぁまぁ面白くはありましたが、声だして笑うほどのネタではなかったような気がします。原稿を読んでたみたいだし。
笑いの爆発力という点では、バカリズムに遠く及びません。
少なくとも、10点近い差をつける程には優れてることはないと思います。
僕の見た感じでは、「やべ、間違えて高得点つけちゃた」という、ほんとは面白くない暫定一位を優勝させないために、最終演者の人を無理矢理に優勝させた、という印象があります。吉本の人だし。
結局、審査基準が曖昧で、「本当に面白い人が勝てるわけじゃないんだな」ということが分かった、というだけのことでした。
僕はお笑いには全然詳しくないので、ほんとに自分の感性だけで判断しています。
お笑いに詳しい人の評価は、僕のとは違うでしょう。
上の記事をもって「たくろふはお笑いを分かってない」とする方もいるでしょう。
しかし、お笑いというのはそもそも、笑いに興味も関心もない人、むしろそういう芸能に批判的な人を笑わせてなんぼだと思います。
「分かっている人にはこれが面白いんだ」というのは、要するにつまらないんです。
本当に面白いものは、誰が見ても面白いものでしょう。
もう1つ個人的に思ったことですが、今回R-1決勝に出た10人の中で、プロとして長くやっていけるのは、あべこうじだけだと思います。
バカリズムのような爆笑的な面白さはありませんでしたが、あべこうじは常にあのレベルの芸を保ち続けることができるでしょう。
講評で三枝さんも言ってましたが、小道具を使わず、喋りだけで、あれだけ話の間合いを保つ技術というのは、かなりの場数と相当の稽古を積まないと身に付かないものだと思います。
R-1のようなグランプリで100点をとることはできないかもしれないけど、どんなときも常に85点が取れる、そんな芸風のような気がします。
そして、プロとして長くやっていくには、そういう「平均点の高さ」が、最終的にはものを言います。
採点結果にはものすごく釈然としないものが残りましたが、それは吉本興業がR-1の価値を自ら貶めることにつながるだけなので、別に構いません。
ひとつでも本当に面白い芸を見せてもらったので、眼福でした。