2008年12月
マクドナルドで話題のクォーターパウンダーですが
なんかすごく話題になっているようですね。
発売された頃はマクドナルドで長蛇の列だったとか。
マクドナルド店舗売上高の新記録 クォーターパウンダー効果
(2008.12.24 毎日新聞)
日本マクドナルドは24日、牛肉を2・5倍の113グラムに増量したハンバーガー「クォーターパウンダー」を23日から関西で先行販売している御堂筋周防町店(大阪市中央区)の初日の売上高が1002万円になったと発表した。1日の店舗売上高としては、昭和60年1月1日に鎌倉店が記録した742万円を抜いて過去最高となった。
23日は、開店前から500人以上の客が集まる人気で、御堂筋にまで長蛇の列ができていた。クォーターパウンダーは、関西圏では来年2月6日から560店舗で販売をスタートさせる予定。
クォーターパウンダー、アメリカにいた頃はよく食べてました。
ビックマックじゃ多いし、かといってダブルチーズバーガーじゃいまひとつ足らんな、というときにいい感じの量ですよね。
当時、日本にはなかったメニューなので、おもしろがって食べていたような気もします。
そのクォーターパウンダーが日本でも発売になったので、なつかしいなぁと思って僕も食べてみましたよ。
まぁ、マクドナルドですから、どこで食べても大して味なんて変わりませんよね。
どうなんでしょう、正直言って、あれって、
そんなに大騒ぎするほど美味いですか?
なんか、テレビCMに店舗キャンペーンに、やたらとクォーターパウンダーをわっしょいわっしょい持ち上げているんですよね。
でも、あれって、ただのデカいハンバーガーですよ。
30分だの1時間だの行列をつくってあれを買っている人は「俺はいまヘンなことをしているぞ」と思わなかったんでしょうか
僕がこのクォーターパウンダー騒ぎに違和感を覚えるのは、「長蛇の行列」的な熱狂騒ぎのためだけじゃありません。
なんか、CMをはじめとする煽り方が、非常に白々しいような気がするんです
もともと日本マクドナルドは、アメリカのマクドナルドとはちょっと違ったメニューや経営戦略をとっていましたよね。
メガマックなんてかなり素っ頓狂でいいメニューだったと思います。それに伴う「朝メガ」「昼メガ」「夜メガ」なんて、かなりおバカを追求してその心意気や良し、という観がありました。
また、グラコロ、レタペパ、月見など、季節限定メニューで新たな消費者層にアタックをかけるなど、 かなりアメリカとは違った、独自性の強い日本独自のカラーを打ち出していたと思うんです。
それがこの期に及んで「クォーターパウンダー」でしょう。
なんのことはない、アメリカのメニューに右へ習えの、単なるコピーキャットでしょう。
このクォーターパウンダーの導入でメガマックがメニューから消えました。つまり、日本独自のオリジナリティーを捨てて、アメリカ様の意向に従っている形になっているわけです。
その上、アメリカではふつうに売ってるクォーターパウンダーが、この騒ぎですよ。
アメリカ人が見たら「なにをそんなに大騒ぎしてるんだ」という感じじゃないでしょうか。
ただのデカいハンバーガーが、広告の錬金術で流行を煽り、1000人規模の大行列をつくっているわけです。
それにいいように操られて行列に並ぶ消費者こそ、いい面の皮です。
店舗ではスタッフさんたちが黒Tシャツの背中に派手なコピーを背負って頑張っていらっしゃいます。
やたらに威勢のいいコピーを並べて、なんかチャレンジャー的な印象を植え付けようと必死です。
ハンバーガーを ナメている すべての人たちへ
ニッポンの ハンバーガーよ もう遊びは終わりだ
ハンバーガーに 常識はいらない
腹から日本を 元気にする
腹も夢も 膨らませろ
食べた?
ジーパンから ハミ出すくらいの 夢を語れ
夢がデカイ 嘘がデカイ 足がデカイ なんだっていい
口をデカく開けると どんな奴だって 元気に見える
主張せよ
テレビのCMでも、北島康介か何か使っちゃって、やたらと煽っています。
これも基本的には煽り文句が並んでます。
お前が言うな。
これだけ威勢のいいことを言っておいて、やっていることはアメリカの猿真似ですよ。
日本の独自性を捨てて、画一的な均質性に自分たちをすっぽり収めておいて、どの面下げて「ハミ出せ」なんてほざいているんでしょう。
アメリカのやり方からハミ出すことなく
非常に空気を読んだ身の振り方で
行儀よく世界のやり方そのまんま
恥ずかしくならないんですかね。
ペンギン命
takutsubu
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趣味。
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