ゼミナールで卒論発表会をやりました。


僕の所属学科では、2年生からゼミが始まります。足掛け3年かけてゼミをやるもんですから、2年生の頃にはもう卒論のテーマを決めさせて、3年生で先行研究を読み潰し、4年生で仮説と検証を完成させます。夏休み前にはもうストーリーだけ先に完成させてしまい、夏休み中に執筆です。
ですので、夏休み前には内容を完全に仕上げてしまいます。こんなものはさっさと終わらすのです。卒論で悩むことなく大学生活最後の夏を十分にエンジョイするのであります。

2年生の頃から、冬休みや夏休みを使ってゼミ合宿を行い1日中研究発表、というのが定番でしたが、今回ははじめて大学で研究発表をやりました。合宿にしてもよかったんですが、まぁ、4年生は就職活動やその他でいろいろとお金がかかりますし、最後くらいは大学でやろうか、となった次第です。
朝から夕方まで、1日中かけて全員が発表します。ひとり25分の発表と5分の質疑応答で、これは学会と同じ時間配分です。それを13人分やりますから、1日かかる発表会です。発表内容をきちんとハンドアウトの配付資料にまとめ、スライド資料を作って、きっちりプレゼンテーションを行ないます。準備にかかる時間と手順をあらかじめスケジューリングさせ、ビシッと計画的に準備します。

発表のときはタイムキーパー役の学生さんに時間を計ってもらい、時間でベルを鳴らします。あと5分になったらベル1回、時間になったらベル2回を鳴らします。これも学会と同じです。
発表をする時の時間配分の能力のうちです。時間ぴったりに発表をするには、自分の発表内容に対する深い理解度と、内容の尺を自在に伸び縮みできる発表技術が必要になります。あと5分でベルが「チーン」と鳴って焦るようではダメです。
タイムキーパーは、発表の大トリを務めるゼミ長の学生さんにやってもらいました。

しかしなんですかね、前日まで学生さんが発表準備でお祭り状態になる感じや、当日の朝みんな緊張して準備している感じ、イベント感があっていいもんですね。僕はこういうイベント事が大好きなので、研究発表当日のばたばたした雰囲気がたまりません。
まあ、僕はのんきに学生の発表を楽しんでいますが、学生はどうやら必死のようです。僕のゼミでは学生に比較的多く発表をさせていますが、曰く「何度やっても慣れない」だそうです。結構結構。学生のうちからこういうプレッシャーのもとで仕事をする経験を積んでおけば、就職して世の中に出てからでもちゃんと仕事できるでしょう。

学生のみなさん、それぞれに2年半の研究成果を遺憾なく発揮しました。みなさん、発表じょうずでしたよ。
2年前は研究も発表も全然できなかった学生さんが、立派な論文を仕上げるまで成長してくれたのを見るのは嬉しいもんですね。いつもは発表の欠点や修正点を指摘するために聞いている僕も、今回はなんか学生さんが成長した過程を懐かしむ感じで聞いていました。みんなよくがんばったね。

ゼミ長の学生さんが最後に発表をビシッと締めてからは、指導教官のありがたいお話ですよ。
2年半やってきたゼミの最終回ですので、いままでゼミでやってきたこと、これから学生さんに身につけていってほしいこと、今までのことを振り返りながら、切々と学生さんに語っていましたら



「チーーーーーーーーン」
(ゼミ長によるベルの音)




ああ分かったよ話長いかよさっさと終わらせるよ




机の上をどけてたら間違って鳴らしたらしい