嫁さんとの夕ごはんは、録りためてあるテレビ番組を見ながら食べるんですが。


最近よく見るのは、フジテレビ系列の「ほこ×たて」という番組。
本来的に矛盾するような商品や能力を、真っ向からぶつけて結果を予想する番組です。
深夜番組の頃から見ております。最近はゴールデンに時間枠が変更されて、ゲストが豪華になりましたな。

僕はこういう「深夜にひっそりやってる番組が人気高騰」→「ゴールデン枠に移行」というパターンの番組を見ることが多いんですが、なんかイヤな予感がしますね。
そのあとの展開としては「番組の名前だけで視聴率が取れるブランド化」→「制作予算の縮小」→「内容が雑になる」→「視聴率低下」→「焦ったTV局が挽回を狙いお笑い芸人を大量投入」→「ただのトーク番組化」というのがパターンです。だいたいゴールデンに進出した人気深夜番組というのは、腐ります。
願わくは、この番組がその轍を踏まないことを。

で、こないだ見た番組は「絶対見抜かれない水着用ヌーブラ」と「どんな豊胸手術も見破れる整形外科医」という対決でして。
セパレーツの水着を着た女の子が5人。そのうち4人は生胸で、1人だけヌーブラで胸を盛っています。
その一人を見破れるか、という対決です。





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すばらしい企画ですね。





「どっち勝つと思う?」もぐもぐ

んー、整形外科医が勝つんじゃないかなぁ

「どして?」もぐもぐ

んー、だって3万人のおっぱいを見てるんでしょ、この人。

「そうだってねー」もぐもぐ

で、どうなの実際のところ。これってバレるもんなの?

「・・・わたし胸盛ってないもん」

はいはいw

「でも不思議ねぇ、この企画。」

ん?

「だって、整形外科医のひとは胸しか見ないんでしょ?」

そだね。

「じゃあ、どうして下も水着になる必要があるの?」




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嫁は全然分かってない。





逆に問う。なぜ「水着は上だけでよい」という発想になるのか。
水着というのは上下ではじめて水着になるものではないのか。
上(おっぱい)に注がれる視線と下(おしり)に注がれる視線が絡み合い彷徨う一瞬の躊躇こそ、我々に永遠を感じさせてくれる刹那の煌めきではないのか。
それを「上だけでよくない?」などとは言語道断。
日本人でありながら、そのような「もののあはれ」を解さない嫁だとは思わなんだ。

そんなわけで、しばらく下の水着の必要性と嫁の心得違いを諭していたわけですが。
嫁は「はいはい」と生暖かく苦笑しておりました。


番組のほうは、整形外科医がひとりずつヌーブラを見破っていきまして。
ひとり指摘するたびに、「わたしの胸は・・・本物です」と答え合わせをしていきます。



水着をめくって。



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こっち向けーっ!!




この番組のベストバウトと断じてよかろう