sugorokuya

東京・高円寺駅前のカードゲーム・ボードゲーム専門店「すごろくや」に遊びにいきました。


昨今はビデオゲーム全盛の時代でして、ゲームといえばWiiだのプレステ3だのX-Boxだの、やたらとエレクトリックなゲームが流行っておりますな。
そんな中、ちょっと電気媒体に食傷気味になったときに、昔ながらのアナログゲームをやると、意外に面白いもんです。嫁もその手のゲームが大好きです。

考えてみたら、僕ら昭和の最後のほうの世代は、子供の頃にファミコンは基本的に「わるいもん」でしたよね。一日1時間まで、とか、新しいソフトは自分で買いなさい、とか、親の世代はあまりファミコンに寛容ではありませんでした。
それが今の時代、親がすでにゲーム世代です。子供がテレビゲームをすることにあまり抵抗のない時代になっているような気がします。任天堂がゲーム開発を「おとな世代を取り込む」という戦略にシフトしたこともありまして、テレビゲームは昔に比べて「わるいもん」ではなくなってきているような気がします。

しかしながら、テレビゲームというのは基本的に機械相手のゲームです。操作性に習熟することは必要ですが、基本的に遊ぶ人間ひとりの中で、世界が閉じてしまいます。
それに比べて、カードゲームやボードゲームなどのアナログゲームは,人が相手です。人を相手に、心理的な駆け引きをするコミュニケーションゲームです。たまにはテレビを消して、アナログゲームを通して人と人とのあそびの時間をのんびり楽しむのも、いいもんですね。


そんなわけで、以前から嫁が行きたい行きたいと熱望していたお店です。
ワクワクo(´∇`*o)(o*´∇`)oしている嫁を連れて、いざ行ってきました。

さすがに数々のゲームが取り揃えてありますな。基本的にドイツ製のゲームが多いみたいです。ドイツではこういうアナログゲームの最優秀賞を決めるコンテストが毎年行われているらしく、カードゲームやボードゲームを専門に作る、プロのデザイナーも多数いるそうです。

僕もカードゲームは好きでして、大学で留学生相手に日本語を教える授業で、たまに「ワードバスケット」を使ったりしています。数学者のピーター・フランクルが作成した「アルゴ」なんかも大好きです。
今回は、いままでやったことのないような新しいゲームがほしいなぁ。

店員さんはとても親切で、いろんなゲームについて遊び方を説明してくれます。ゲームを遊びたい状況を相談すると、それに適したゲームを紹介してくれます。
僕の場合、研究室にいつも学生さんがうろちょろしていますので、学生さんたちがレクリエーションで楽しめるような、多人数で遊べるようなゲームを訊いてみました。

そんなこんなで、「ごきぶりポーカー」と「ストリームス」を購入しました。
ストリームスは、数字のバランス感覚が問われるビンゴゲーム、みたいな感じです。多人数でできるので、研究室のクリスマスパーティーとかに良さそう。

レジで会計を済ませようとしたら、レジ脇に小さいゲームが並べてありました。
その中に、「すすめ!! 海賊さん」という2人用ゲームがありました。 「すごろくや」オリジナルのゲームのようです。




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デザインの可愛さに嫁が即買い 


基本的にはすごろくなんですが、なかなか楽しめます。
ちなみに「海賊」は、嫁のライフスタイルの規範のひとつです。


「遊び方」
代わりばんこに、自分の番と相手の番を繰り返します。
最初の番は、最近海賊船に乗ったことがある人か、またはジャンケンで決めましょう。



「…わたしディズニーランドで『カリブの海賊』乗った」

それ、ワタクシと一緒に行ったときでしょう。

「ぬぬぬ。」

おれアメリカにいた頃、Mysticのシーポートで海賊船みたいなのに乗ったよ

「わたしなんてこないだ長崎で乗ってきたもんね」

ぬぬぬ。



こういう単純なすごろくゲームほど、わりと熱血してしまうものでして。
デザインの可愛さも相まって、嫁はお気に入りのようです。
ゲームのほうは嫁が勝ちました。



「ゲームの終了」
先にゴールのお城にたどり着いた船がゲームの勝者です。
何か美味しいものをごちそうしてもらいましょう。



「わーい♪ おやつー、おやつー♪」





headlogo

すごろくや
〒166-0003 東京都杉並区高円寺南4-45-7 壱番館4F
JR高円寺駅 (JR中央線・総武線、地下鉄東西線) 南口から50歩ほど。
営業時間 11:00AM~8:00PM
定休日 毎週 火曜・水曜日



常連客の甥っ子に紹介してもらいました。