オードリー若林の目標設定の妙技
(「凹レンズ ~まとまりのない日記~」さま)


「岡本太郎さんの太陽の塔なんですけど、なんで好きかっていうと、太陽の塔を作るいきさつがすごい好き。僕ら、ずーっと7年ぐらいウケなかったんですよ、全く。笑わそうと頑張ってるのに全然ウケなくて、頭が変になってきちゃって、6年間スベり続けてると。その時ちょうど岡本太郎さんの本とか、美術館とかに興味を持ち始めて。
太陽の塔を造ったいきさつが、進歩と調和っていう大阪の万博のテーマで、岡本太郎さんがオブジェを作ろうとしてたんですけど、「逆に調和と真逆のものを造ってやろうということで、太陽の塔が上から睨みつけているものを、調和と真逆のものを造ったんですよ」って本に書いてたんです。
『伝わらないものをやれ』っていうのを、岡本太郎さんの本で読んで。僕、すごい感化されちゃって。ウケない事を作ればいいんだと思って、春日に「ちょっと太陽の塔みたいな立ち方をしてくれ」って頼んだんですよ。
笑わそうと思ったら、ホントに難しいんですけど、岡本太郎さんはちょっと見る人がイラっとするような、なんだこれは!って思うものをつくろうとするっていうのを本に書いてたんで、イラっとさそうと思ったら、すごく簡単なんですよね。すっごいイライラしてるんですよね、お客さん。
ライブの出待ちって『面白かったです』っていうために待つんですけど、俺らは、文句いう出待ちの人がいっぱいいたんですよ」




生き残る奴は自分で頭を使って考えてる