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iPad 利用者は「自己本位なエリート」…米での調査


米アップルの新型携帯端末iPad(アイパッド)を利用する米国人は、自己本位なエリートが多く、批判するのは一匹狼(おおかみ)の変わり者−−。米国のインターネット・リサーチ会社がこのような調査結果を発表した。

会員制交流サイト「フェースブック」の会員から2万人の米国人を対象に、アイパッド購入の意思を調査。3%を占めた「既に購入した」や「購入したい」と回答した人(利用者)と、11%の「バカな製品」と回答した人(批判者)を対象に、性格や好み、収入、学歴などを調べた。

利用者は30~50代で、比較的裕福かつ高学歴の人が多く、物腰は洗練されているが自己中心的で権力志向が強かった。アイパッドの利用方法もビジネス中心で、映画や音楽を楽しむ機能には関心が低かった。

批判的な人は10~20代でパソコンやゲーム好きが多く、1人で何事も決めたがる一匹狼的傾向にあった。この調査結果を受け英国のデイリーメール紙(電子版)は「電車でアイパッドを使う人がいたらイヤなヤツだ」とからかっている。




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まぁ、僕も使ってるんですが。 



僕、自己中心的で権力志向かなぁ。
あまりそう思ったことはないけど。


なんていうんですかね、こういう「流行りモノ」が世に出ると、それにすぐに手を出す組をやたらと批判する人がいらっしゃいますよね。
「どうせ見せびらかしたいだけでしょ」とか、「流行に惑わされてる」とか。

僕の場合、もともとこういうデバイスが欲しかったもので、それを満たしているものが出たから買った、というだけのことです。
必要なのに、流行りモノだから周りの目を気にしてかわない、とか、「みんなが飛びついてるから気に入らない」という理由でそっぽ向くような姿勢は、なんてことはない、流行に左右されているのと同じだと思います。「自分が無い」という点では何ら変わりない。

僕は仕事でiPad使ってますが、すごく便利ですよ。
一番便利になったのは、書類の束を保管したり持ち歩かなくて済むようになったことですね。紙の量が格段に減りました。
僕の勤務している大学では、経費削減とエコ的な観点から、会議資料は紙で配布せずWeb上にpdfファイルで貼り出します。ところがみなさん、それをプリントアウトして紙で持参するんですよね。それじゃ同じじゃないか。
ところがiPadにpdfファイルを入れておくと、会議資料を見るのに便利です。過去の会議資料もしまっておけるからいつでも見れるし。

僕がいちばんiPadの使い方で便利なのは、やっぱり授業で使うときでしょうね。
僕はLaTexでプロジェクターのスライドを作り、教室にPowerbookを持ち込んでケーブル繋いで投射してます。
それがiPadだけになるのでラクです。iPadとプロジェクターをつないで教室のスクリーンに投射します。iPadとiPhoneはBluetoothで同期できるので、iPhoneをリモコン替わりにしてプロジェクターを操作できます。
来学期からはハンドアウトも紙で配るのはやめにして、メール送信とかクラスのWebサイトに貼り出せば一層ラクになりますね。

勉強するのも便利になりましたよ。
要するにiPadは「読むため」のデバイスなので、pdf形式で保存してある論文をことごとくiPadにぶち込めば、いつでも論文が読めます。
それに、iBookすごいですね。古今東西の文学作品がぜんぶフリーダウンロードで手に入ります。お金で買ったら10万じゃ利かないくらいの大量の名著が、ぜーんぶ無料です。
まだ英語バージョンしか出てないから日本の市場には充分に訴求できてないようですが、遅かれ早かれ日本語の本も出回ることになるでしょう。Webサイトの閲覧に購買層を奪われている書店はまたとないビジネスチャンスだし。

いろんなところでiPadを出すと、みんな珍しいもの見たさで寄ってくるんですよ。
そのたびに言われますよ。「これ本当に必要なの?」とか、「ノートバソコンのほうが安いのあるじゃん」とか。

そういう人は、買わなきゃいいというだけのことだと思うんですよね。
クルマと同じようなもんだと思います。必要な人や、欲しい人だけが買えばいい。
買わない人や不要だと思う人が、買った人に対してあれやこれや言うのは、一体何がしたいんでしょう。

上の記事では、「電車でアイパッドを使う人がいたらイヤなヤツだ」なんて言ってますが、僕に言わせれば個人それぞれの需要も必要性も一切無視して、「iPadを持ってる」というだけで人を十把一絡げにするような手合いこそ、イヤなヤツだと思います。



SONYのウォークマンが出たばかりの時に似てる。