フグ中毒か7人搬送 山形、免許制度なし


26日午後8時半ごろ、山形県鶴岡市大西町の「鮮魚料理きぶんや」で飲食した客が手足のしびれを訴え、病院に運ばれた。27日未明までに7人が搬送され、このうち同市青柳町、無職佐藤朝吉さん(68)と同所、公民館職員五十嵐孝志さん(55)が一時重体となった。60代の男性1人が重症、同4人は軽症。いずれもフグ中毒とみられる。  

県は27日、食品衛生法に基づき、同店を立ち入り調査し、無期限営業停止処分とした。鶴岡署は、フグを仕入れてさばいた経営者の男性(65)に対する業務上過失傷害の疑いで同店を捜索した。  

鶴岡署によると、7人は同店で精巣に毒を持つヒガンフグの刺し身や白子焼きを食べたという。経営者は「フグの調理師免許は持っていない。白子焼きは初めて提供した」と話している。県食品安全対策課によると、同県にはフグ調理に関する免許制度がなく、無届けで調理、提供しても罰則はない。県のフグ取り扱い指導要綱に基づく講習を受けておらず、届け出もしていなかった。調理師免許も持っていなかったという。  

中毒になった男性らは午後6時半ごろから地区の会合の2次会を開いていた。午後8時半ごろから、しびれなどの症状が出始めたという。




山形、恐るべし