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ルービックキューブを愛好しています。


ふだんは書類の上にのっけてペーパーウェイト替わりですが、勉強や仕事の合間にカチャカチャいじっています。
もともと、こういうパズル系のものは好きなんです。

あまりルービックキューブをやらない人は、6面を揃えるだけで仰天しますが、そんな大層なもんじゃありません。
方法を知っていれば、1週間くらい練習すれば誰でもできるようになります。
6面を揃える方法は、状況に依存しないアルゴリズムですので、その方法さえ覚えておけば、どんなに滅茶苦茶に崩されたキューブでも関係なく、きっちり6面を揃えられます。

僕としましては、好きでよくいじってはいますが、得意というほどのものではありません。
のんびりと6面を揃える感じです。
冬休みに彼女に計ってもらったら、6面を揃えるのに2分30秒くらいでした。

2分半だと一般的には早いか遅いかよく分からないでしょうが、得意な人はそんなもんじゃありません。
早い人は、ものすごく早いんですよ。「スピードキューブ」という技術です。
ルービックキューブには日本選手権も世界選手権もあるんですが、世界レベルになると6面揃えるのに15秒を切る有様です。



人間業じゃねぇ。



日本でルービックキューブを買うと、2000円くらいするんですね。
びっくりした。
アメリカで買うと、トイざラスなんかで5ドル(540円ちょい)で売ってます。
これで2000円は高いだろう。僕は半年くらいでキューブを使い潰してしまうんですが、こんなに高いと簡単に買い替えるわけにもいかないなぁ。

ルービックキューブ、ふつう店頭に置いてあるときには6面を揃えた状態になってますよね。
6面を揃えられる人は、ふつう揃えた状態で保管してあると思います。

ルービックキューブは9×9×9個の面の組み合わせになります。
その可能な配置は、(8!×38-1)×(12!×212-1)/2 =
43,252,003,274,489,856,000 (4,325京2,003兆2,744億8,985万6千) 通り
にも及びます。

つまり、6面を揃えた状態というのは、4325京分の1の確率に過ぎないわけです。 なぁに、誤差はたったの2000兆です。
これだけ低い確率は、事実上、ゼロに等しいでしょう。宝くじなんて目じゃありません。

つまり、ルービックキューブというのは、揃っていない状態のほうが普通だと思うのです。
世の中のありとあらゆる物理現象や事象の状態を鑑みるに、乱雑であったり不規則であったりする方が多数派だと思います。

科学というのは、そういう乱雑な諸現象を観察して、その裏側にある首尾一貫した規則体系を探る営みです。だから、科学に通じている人は美的感覚が研ぎ澄まされます。一見、乱雑に見える現象から、統一的な原理を発見したときに「美しい」と感じられる感性が必要です。

ルービックキューブも、きっちり6面を揃えた状態よりも、乱雑に崩した状態で、その背後にある「4300京分の1」の可能性を感じるほうが、オブジェとしては魅力があるような気がするのです。
科学が面白いのは、日常ワレワレがよく触れる諸現象の乱雑さと、その背後にある説明原理の単純さとのギャップが大きいからです。キューブもそれと同じで、完璧に究極の状態というのは異常です。飾っておくときには6面が揃った完璧な形態にせず、不完全な形態で、無数にある乱雑さのパターンのなかからただ一通りのポテンシャルを想像するほうが、世の中の真理に沿っているような気がします。


えーと、わかりやすく例えると、


全裸のオニャノコよりもパンチラのほうが(*´Д`)ハァハァする」ようなもんでしょうか



違いますかそうですか