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サンクスギビングも終わりまして、街はクリスマス一色ですね。


クリスマスまではまだしばらくありますので、たまった仕事をバリバリと片付けるのであります。
どうせ最近はカレンダー的な日程や行事予定とは無縁な生活を送ってますので、クリスマス休暇になるまでは一心不乱に仕事に励む所存であります。
冬休みにはまた彼女が遊びに来てくれるし。それまでがんばるぞ。

今日は近所のスターバックスコーヒーで仕事をしてました。
なんですかね、あの、スターバックスのカップが、赤いデザインのクリスマスヴァージョンになると、「ああ、そろそろクリスマスなんだな」と実感しますね。
レジのお姉ちゃんがマフィンの試作品をひとつくれました。甘っ。

サンクスギビング休暇中はがらーんとしてた店内が、やたらと混んでいます。
教科書、ノート、PCを持ち込んだ学生さんでごった返しています。
そうかぁ、そろそろ大学は期末試験だからなぁ。
のんびりしてる学生さんたちも、そろそろ本気で勉強に取りかかる頃なのでしょう。

この時期になると、どこを歩いてもTAで受け持ってる学生さんに声をかけられる頻度が高くなります。
みんな試験前の勉強で必死なんでしょう。
僕のTAの担当でなくても、大講堂の講義で顔を知られてる場合には、他のTAセクションの学生からもゲリラ的に質問を受けることがあります。
どーしてそんな顔を知られてるんだ。そんな目立つか俺。

スタバが混んでたのでヤな予感がしたんですが、案の定、僕が仕事をしてるときに、学部生らしき女の子に声をかけられました。


「あのー、言語学のTAの先生ですよね。ちょっと分からないところがあるんですが、質問いいですか?」



よくねぇよ



質問はオフィスアワーにしてくんないかなぁ


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学生さんの質問は邪険にできない小心者なので、ニコニコと質問に答えてあげる次第です。
質問はどうやら樹形図の書き方らしいです。
与えられた文から、どうやってもtreeを描けないんだそうです。
ためしにその子のノートを見てみましたら、文の主語がIP-headにあったり、時制がVP-specにあったり、NPのheadが前置詞だったりと、かなり凄まじい樹形図を描いてました。
あー、あれだ、君は全然授業に出てなかったね。

この時期になると、学生のおじいちゃん、おばあちゃんが相次いで亡くなります。
提出物の不備や出席点の不足などを埋め合わせるために「忌引だから仕方なかったんです」と言ってくるわけです。
数えたことはありませんが、学生ひとりにつき在学中におじいちゃんやおばあちゃんを7, 8人は余裕で亡くしてるはずです。
まれに本当のこともありますが、そういう場合はすぐに分かります。それまでの学生の小テストや試験の結果を見れば一目瞭然です。まさか学期はじめから今までずーっと亡くなりっぱなし、ということはないでしょう。

学生にとってはクリスマス前のひと頑張りでしょう。
僕ものんきに人のことに構ってる場合ではないので、せっせと仕事することにします。
でもそろそろカフェで仕事はしづらくなるなぁ。



信じられないくらい外が寒いんですが