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ついに登場! 詰め替え用カップヌードル



環境意識が高まりを見せる昨今、詰め替えタイプの商品が増えてきたように思う。シャンプーや液体洗剤の詰め替え用はもう当たり前になっているが、遂に、カップ麺の詰め替えタイプが登場する。

来たる3月26日に発売される、日清「カップヌードルリフィル」がそれ。初めにプラスチック容器と2種類の麺がセットになった「スターターパック」を買うと、その後は詰め替え用の麺だけを買ってくればよい。メーカー希望小売価格はスターターパックが570円、詰め替え用の麺が122円(いずれも税別)だから、10食目に元が取れる計算に。もちろん環境にもやさしい。

開発の経緯を、日清食品株式会社・広報部、花本さんに伺った。

「環境面が注目されますが、実は、環境はやや付随的でして。ロングセラーのカップヌードルで何か面白いことをしたい、進化系を出したい、というところから開発を始めました。新しい形はどんなものかと考えたところ、『コンパクトにしたい』となったのです」

容量比で約80%になっているそうだが、できあがりの量はほとんど変わらない。カップは同じ大きさが必要だから、コンパクトにするには詰め替えタイプでないとダメ、というわけだ。ところで、コンパクトにするとどんな利点があるの?

「ストック棚にたくさん置けますし、海外旅行にたくさん持って行けます」

実は筆者、海外旅行にチキンラーメン3個と小鍋を持っていったことがある。カップ麺だとかさばるからなのだが、そんな心配はいらなくなるわけだ。

ところでこの商品、「楽しく食べて、エコスタイル」のコンセプトの通り、遊びの要素を含んでいる。そのひとつが「マイヌードルカップ」作り。プラスチック容器が内側と外側に分かれるようになっていて、2つの間にオリジナルのデザインペーパーを入れることができる。「自分だけのカップ」が作れるのだ。デザインペーパーは、発売と同時にオープンする専用ウェブサイトで作製可能。お気に入りの写真をデザインすることもできるそうだ。オフィスでカップ麺、というと何だかワビシイ感じがするものだが、ちょっとオシャレなカップなら、デスク飾っておいても違和感なさそう。

花本さんいわく、「食べ方を楽しんで欲しいと思います。お客さまの間から、我々も分かっていない、新しい食べ方が生まれるかもしれません」 当面は関東甲信越の1都9県のコンビニ、百貨店などでの店頭販売と、通信販売だけだが、評判がよければ範囲を広げて行きたいという。

昔はビンを持って醤油を買いに行くのが当たり前だったというが、食品の詰め替え販売、これからの時代のキーワードになるのかもしれません。




122円あれば普通に一食分買えるんじゃね?