安倍なつみさんの盗作疑惑を検証

音楽、絵画、彫刻、文学などの修業時代は習作といって模倣から入るそうですね。そりゃゼロからは何も生まれませんから、ひとつの体系をなぞって何かを会得するのは大切なんでしょうけど。

自分が素材として使った作品と、自分の作品のあいだには「じぶん」が入っているわけで、その人の能力でモトとなった素材がすばらしく生まれ変わっていればそれは立派な作品なんだとおもいますけどね。

でも、これはちょっとやっちゃってないか。どのへんにオリジナリティーがあるんだろう。

そういえば井上陽水は「ワカンナイ」って曲、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」から本歌取りしてましたね。友達の沢木耕太郎に電話で詩を読んでもらって、1回聞いただけで曲を作ったんだとか。『バーボン・ストリート』(新潮文庫)にたしかそんな話がありました。 



画家のマネは習作用の人なのかと思ってた
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