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EurotalkのCD-ROM語学学習教材で、「ラテン語」なるものをやってみた。
ラテン語の単語を知ると、なんとなく現在の英語、ドイツ語、フランス語の語源がわかるような気がして面白い。

ただ、ちょっと気になることが。

辞典で「ラテン語」と調べてみると、「古代ローマで使われた言語。現在は死滅し、国語としては存在しない」とある。中世にはすでにラテン語で説教ができることが聖職者のステイタスだったくらいだから、歴史の相当早い時期に死滅したに相違ない。

CD-ROMに出てくる単語のうち、

「ビール」(cervisia)
「ワイン」(vinum)

などといった単語はよい。古代ローマにもビールやワインくらいあっただろう。
しかし、

タクシー」(carrus conductus)
クレジットカード」(charta credita)
飛行機」(velamobile)

といった単語があるのはどういうことだ。
古代ローマ時代に「飛行機のチケットをクレジットカード決済」なんてことがあったのか。

文章の練習のところになるともうめちゃくちゃである。

「電話を使っていいですか?」
(Mihi tua longivoce uti permitteas?)
「救急車を呼んでください」
(Carrum medicum fere.)

ちょっと待て。出典は何だ。
ラテン語で書かれたどの本を調べればそんな文が載ってるんだ。

だいたい、教材のパッケージからして、古代の格好をした男が携帯電話で話をしている。
お前はいつの時代のどこの奴だ。

おそるべしラテン語。
この類推で行くと、Eurotalkの教材のうち、他の死滅した言語にも「インターネット」「メール送信」なんていった言葉が載っていそうだ。