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アイスランド語が非常に気になる。

格の振る舞いが狂ってる。普通、時制文の主語は主格(nominative、日本語の「…は」)、直接目的語は対格(accusative、日本語の「…を」)という格になるのが普通だが、アイスランド語は主語だろうが目的語だろうが斜格(dative、日本語の「…に」)が出てこれる。当然、従来のCase theoryに基づく格付与のシステムでは説明できない。
なんじゃこりゃ。
まさしく人間言語の例外だ。

今まで格付与に関する分析は正面攻撃せず、横目で眺めるだけだったが、気になるものは気になる。
Marantzの1991、ESCOLの論文で仰天して以来、どうもnominativeなんかにはdefault caseという考えは妥当な気がする。
格付与の方法をすべてgovernmentで説明し切った生成文法のやり方は、一見、統一感があって美しいが、冷静に考えてみたらすべての格が統一の方法で付与される必要はどこにもないんだよね。Marantzみたいに格付与に序列があって、「残ったものがnominative」みたいなものもアリかなぁ。

理論的分析だけでなく、アイスランド語そのものに興味がでたので、ちょっと遊んでみることにした。
音声教材をインターネットで注文してみる。
Eurotalkという会社が、現存、死滅を問わず、世界中の言語の音声教材のCD-ROMを作ってるらしい。
アイスランド語なんて外国語学習のなかではマニアックな方だと思うが、なんのなんの、ラテン語、アフリカーンス語、マオリ語、ナバホ語、ほかにも「こりゃどこの言葉じゃ」という言語教材がいっぱいある。
いい仕事するじゃねぇか、Eurotalk。

話のネタに、どこの言葉かもわからん言語をひとつくらい覚えてみようかな。